カルト教団Kに関しては、その状況が大きく変わることがあった。
89年に大量脱会があったことから、その前後。
さらに、ここ最近の教祖の離婚再婚の前後あたりかのう。
つまり、90年ぐらいから20年ぐらい長い停滞期があり、現在の教団の主力になっとる人らの大部分は、その20年の時期に集まった。
特に90年代前半。
当然のことながら、人生を棒に振った犠牲者も、その時期の人達いうことになる。
私もかつての親友Sに誘われて支部へ行ってみたものの、その活動方針のデタラメさに閉口し、組織活動はせんかった。
自腹を切りながら学生時代の名簿の友人に月刊誌を無理やり送りつけ、会員登録するようなことが主だったんじゃけど、そんなことが成功するとは思えんかった。
そんで様子を見とると、やはりその通りじゃった。
ここで真面目な人は、借金しながらやっとった。
私もやるように言われたんじゃけど、断固拒否した。
かつての親友Sが勧めてくれた、その教団の基本書。
正しいのはほぼそれだけ、いや、正しくて学びになるものはと言うとこうか。
正しくても、当たり障りないことしか言わん本ばかり。
そんで活動方針は無茶苦茶。
私は距離を置いて、その推移を見守ることにした。
そんで、教祖が推奨する良書の読書最低千冊、これはその通りと思ったんで実行。
あと、教祖が蔑視する霊的パワーのことや、脳天気に悪に対して無防備なことは、それは違うと思い自己防衛の意味での霊的修行は続けた。
しかし、Sは言われるがまま教団活動をやり続けた。
結果、彼はお金と時間と友人を失い、悪への防備も弱かった関係で、打ちのめされていった。
教団に関わって活動しとる者は、教祖は救世主じゃけえ完璧と思うとる人がほとんど。
私は基本書の内容こそただならぬもんがあるが、それ以外はダメいうことを状況を見て感じとり、独自に能力開発。
教団の方針とは裏腹に、その有益部分だけを外殻部分をすり抜けてやり過ごした形になった。
そして、独自の能力を開発することに成功した。
Sと同じように活動して転落したHさんなんかも、いいよな六崎さんはうまくやったよなって後日言うた。
そう、うまくやったんじゃ。
やはり、私の場合は個性により救われた面が多分にあると思う。
長続きせんことを無理にやろうとすれば、当然反作用で苦しむことになる。
悪に対して防衛を怠れば、当然ダメージを受ける。
簡単に言うとそれだけのことなんよ。
借金しながら活動してどうなる?
地獄のような実社会に防衛を怠ってどうなる?
火を見るより明らかじゃ。
教祖は、何言うても何やっても教団内では批判されない。
金にも困らない。
そんな温室育ちのところてんみたいな状況で、大丈夫よくなるしかありませんて言うたところで、どんだけの説得力がありますか?
そこで育った脳天気さが信者に伝染し、理想世界天国に向けてとやる。
出家して職員になった者は、その症状が重篤化する。
大事なことは、修行するならするなりの状況を維持することなんよ。
悪に備えつつ、無理をしないことじゃ。
そのためにはねつける勇気と、降りかかる悪には迎撃を実行する以外にない。
古くは私を虐待した実家を撃滅し、最近では福島の放射能測定を強要しようとしたセシウムカルトn崎を撃滅した。
カルト教団Kに関わり、転落する人が多かったのは、そうした備えのある人が少ないことが挙げられる。
最近の教祖の離婚再婚の後のグダグダさ加減は、また違う展開を生んどるんじゃろうけど、ともあれ防衛意識の弱いやつは、どこ行っても転落する可能性は高い。