先日葛粉のことを書いてみたんじゃけど、それから葛の利用方法についていろいろ考えてみた。
葛は加工すると、葛粉と上澄み液と繊維に分けられる。
葛粉は食糧になるし、繊維は燃やして灰にする。
残りの上澄み液は、液体の有機肥料になるんよね。
それってええかも。
葛粉の製造は、冬が適しとるらしい。
腐りにくいじゃろうけえね。
そんで、上澄み液を肥料にするにしても、やはりその方がええように思う。
自前の土地と家を入手したら本格的にやろうとは思うんじゃけど、冬は葛粉製造しながら、上澄み液を畑に撒きまくる。
液体じゃけえ、即微生物に分解される。
春までには、理想的な土を作ることができよう。
カイアポは灰でええとして、日本山人参なんかは、灰で育つかはわからん。
網干メロンは灰で見事に枯れた。
作付けを開始するにあたり、有機質で肥やした畑で育て、その後に灰で育つかを調べた方がええわのう。
この葛粉製造を習慣化すると、一冬で畑は恐ろしく肥えるじゃろう。
今は、セイタカアワダチソウを燃やすことを習慣化しとる。
知らず知らずのうちに、灰が溜まる溜まる。
こうした雑草起点の農業は、環境を汚さんし安全で豊かな恵みをもたらす。
有機農法では堆肥を使う方法があるんじゃけど、堆肥作りが手間じゃけえ、葛の上澄み液利用でええんならそれはそれでええわのう。
葛粉も、あればあったで使い道あるじゃろう。
自然にあるもんは、循環するようにできとる。
その循環を、農業に組み入れていけばええんじゃ。
我ながら、よう頑張ったと思う。
これまで確立させたノウハウは、企業秘密にする部分も決めながら、やがて事業化したい。
高価な農産物が大量に作れたら、それは立派な事業じゃ。
既に確立したセイタカアワダチソウ農法、次は葛農法じゃ!