幼少期に見た番組で、魂の郷愁を感じさせるアニメにペペロの冒険があります。
アンデス少年ペペロの冒険かな。
かつてアトランティスが滅亡した後に、最近のインカ帝国とは違う古代インカ帝国がありました。
私も転生したことがあります。
その頃の記憶からか、南米の山の風景なんかは妙に懐かしい感じがして、それはペペロの冒険にバッチリ出てきます。
ペペロの冒険も、今放映したらバリバリの顰蹙もんでしょうな。
番組としての波動は悪くないんじゃけど、ストーリーの展開がムチャクチャ過ぎて、ちょっと現実味がないんよ。
ペペロとその仲間が、あるかどうかわからんエルドラドいう街に行く話なんよ。
仲間の構成もペペロをはじめ、オルゴン主体で平凡。
時代背景も、スペインに征服された前か後かようわからない。
いや、征服前かな。
そのわりに、ペペロの親父がカルロスとかいう名前で、スペイン風。
???
ようわからんが、征服前いうことにしとこうか。
話はこのペペロの親父カルロスが、エルドラドへ行くとか言うて家出もとい、旅に出る。
家族ほったらかしにして、バカじゃないんかのう?
そんでペペロが黄金のコンドルを見て、エルドラドの存在を確信する。
なんで確信できるんかはわからんねぇ。
そこにヒロインのケーナが、記憶喪失の状態で登場。
ペペロのライバル役のやつとじいさんも加わって、なぜか旅に出る。
ペペロの親父を探すんじゃったか、エルドラド行けばなんとかなるとか、なんかぶっつけ本番出たとこ勝負のような動機じゃった気がする。
不思議なのは、アンデスの高山地帯のはずが、みんな軽装備で、そんなに食い物とか持ってなさそうなんじゃけど、登山道具もなしで踏破していく。
さらに、旅の途中で白い馬が出てきて、ペペロがピンチの時、指笛で合図をすると必ず来て、それに乗ったペペロが悪人をやっつけてしまうという・・・。
その時、特有の曲も流れたんよね。
スーパーマリオの無敵モードみたいな感じに近いかな。
あの馬は何だったんじゃろか?
あの馬おらんかったら、旅はどうなっとったんじゃろか?
そんであの登場の仕方からすると、いつもペペロの後をぴったりついて歩いとるいうことになる。
う~んナゾ過ぎる。
最後、なぜだかわからんうちに、エルドラドに着いて、なぜかわからんのじゃけど、親父のカルロスがおったんよ。
そんで、なぜか濡れ衣を着せられて処刑されるとこ。
それをまた助け出す。
あと、記憶喪失のケーナの記憶が戻り、実は王女じゃったこともわかる。
そんで、親父である王様が感激して、ペペロたちにとっておきのもんをくれると言う。
それがどんな土地でも実るトウモロコシ。
ガキの頃は、あのペペロたちのパーティと一緒にエルドラド行きたかった。
そんで、やはりあのパーティと一緒に、あのトウモロコシを焼きトウモロコシにして食いたかった。
最後ペペロと王女ケーナが婚約して、ハッピーエンド。
今考えると、ストーリー展開に無理があり過ぎて、ツッコミどころ満載。
あんなの今放映したら、相当顰蹙もんでしょう。
ただね、やはりあの風景や装束よね。
あれは懐かしかった。
あのインディオの民族衣装なんか、マントみたいな格好、あれは懐かしい。
幼少期に、無意識に自分の過去のことを探ろうとしとった私は、過去関わったであろうもんに懐かしさを感じ、無条件で惹かれた。
レプタリアンに侵攻される前の、平和でのどかじゃった古代インカ。
アトランティスから引き継いだ、天文学や気密性の高いもんの製造。
マシンとしてのピラミッドはなくしたんじゃけど、それでも過去のピラミッドパワーのすごさから、それを象った建物を建て、ジャガイモやトウモロコシ中心の豊かな生活があった。
そうそう、アトランティスの技術でナゾなのが、その気密性の高いもんなんよ。
石垣の接合以外に、布の気密性が高かった。
石油製品なしで、天然素材の布でビニール並みの気密性をタタキ出せた技術はすごい。
あの技術があった関係で、アトランティスではそれを飛行艇のバルーンに加工して、空が飛べたんよ。
宇宙に出る技術はなかったものの、現在よりも進んどった技術もあった。
古代インカは、ペペロの時代のような文明のなさはなかったんじゃけど、さりとて風景はまさにあんな感じ。
あそこを舞台に、文明が廃れることなく再発展したら、今とはまた違った様相が展開しとったに違いない。