九州の大分を中心にした今回の豪雨、甚大な被害が出まして、被災された方々にはお見舞い申し上げます。
お気の毒なことでございます。
さて、今回の夏の旅行なんじゃけど、日田に溶岩を採りに行く予定でした。
日田には阿蘇の溶岩が残っとるらしく、とりあえずこの辺りかいう目星はつけておりました。
しかし、日田と光岡の間の線路が橋脚ごと流されよったけえ、しばらく不通じゃろう。
本州側からまず小倉に入り、日田彦山線で日田に行き、久留米辺りでたけした君に会う予定でした。
さて困った。
しかし、いろいろ調べてみると、さすが火山の島九州。
北九州に、よさげなとこがありました。
溶岩でできており、駅からも近いとこで、黒崎城。
阿蘇の溶岩は安山岩なんじゃけど、こちらは玄武岩。
溶岩調達の場所としてはええかも。
溶岩には構造上、通常の石とは違う効果が期待できる。
これで、賢者の石を作り、活用したい。
これまで溶岩採掘にええ場所を求めとったんじゃけど、なかなかなかった。
しかし、黒崎城でたくさんとれるようであれば、採掘のための拠点となる。
ここは、鹿児島本線の快速も停まる。
鹿児島本線の快速は、ほぼ特急みたいなもん。
一回の途中下車で、そのままたけした君のとこに行ける。
日田を迂回するより、かえって早く着く。
それはそうと、今回行こうとした日田彦山線と久大線。
数年前も久大線は豪雨で被災し、日田から筑後吉井までバス代行じゃった。
豊肥線なんかも、そんなことあったんよね。
なんか、自然の猛威がだんだんひどくなりよるよね。
雨が多くなり、森林も保水力のない杉の人工林。
杉の山間部には、もう住むべきじゃないんかもしれんね。
ブナなんかの広葉樹を植えて、雑木林にしてこそ、未来の山崩れは防げると思う。
人間の手によってバランスを崩した生態系が、現在の災害をひどくしとるんよね。
空き地はセイタカアワダチソウだらけ、川はアレチウリだらけ。
それを元に戻せんのなら、それを逆手にとって活用することが、理にかなっとる。
山の杉を間伐などで管理し、雑木林にすることで花粉症を減らし、セイタカアワダチソウを焼き払うて灰を得て地面を肥やし、それに適した農作物を作ることで、いろんな問題が解決する。
今回の豪雨の被災地の映像見ても、まっすぐな杉の丸太が流木になって、濁流と一緒に人家をメタメタにしとる。
あんなの燃やせばええ燃料になるし、灰もたっぷりできるはず。
間伐材も、木材として使えばとも思うんじゃけど、経済優先の政策で、どんどん荒廃していく。
今回の流木も単に捨てられて、また杉植えて終わりじゃ。
農林業は、お金優先でやるべきではない。
もちろん生活のためのお金は必要なんじゃけど、長期で破綻しない仕組みを作り、回していくことを考えるべきじゃ。
私が耕作放棄地からセイタカアワダチソウを引っこ抜くことも、その土地の所有者のためにやりよることではなく、結果的に所有者の草刈りの手間を省くことになっとる。
私みたいな動きをする農家が増えれば、草刈りにかかる費用が減らせ、その草を活用する農家も潤う。
草刈りのための草刈りではなく、次を生み出すための何かをつなげていけば、無理なく自然のバランスがとれるようになるじゃろう。
そのあたりが、今の行政府に欠けとるとこなんよ。
このままでは農林業は育たんし、ますます荒廃する。
今回の被災地の山の所有者は、広葉樹を植えるようにして下さい。
栗でも果樹でもええ。
その産物なんかも、次の経済を動かすようにもなるじゃろう。