地球での転生に向かず、悪性民族の中でも地獄から脱出不能になる者がおる。
古くはベータ人ラファエル系に、多数出て、その後はゾロやパイトロン、新人類にもそれなりにおるじゃろう。
ルシフェルやその系統は、悪性民族とは言えんのよ。
彼らは、パイトロン問題の方針の見解相違によるかわいそうな事情があるんで、それで対立したミカエルやエルランティがおらんようになれば、ほどなく復帰してくるんじゃないんかねぇ。
彼らは、ミカエル個人やエルランティ個人に対して怨みや怒りを持っとるけえ、他の星行けば自分らの国を建てようとするじゃろう。
問題はもともと心が腐っとる、悪性民族。
ラファエル系を皮切りに、地獄に居つくことになった。
ラファエル系なんかは、3億年以上の強者もおるんよね。
そういうやつらは、エルランティ関係ないけえ、地球に人がおる限り憑依したりしながらずっと出れんままじゃろう。
例えばラファエル系の半分以上がそんな状態なんじゃけど、言い方変えれば他のラファエル系もそうなるリスクは抱えとる。
やはり時系列で、脱出不能者が増えとる。
さてそういうやつらは、地球では転生に向かないって言えるわのう。
彼らが再び地獄から出れる機会は、おそらく地球自体に人間が住めなくなってからじゃろう。
憑依できる人間がおらんようになれば、そこからエネルギーを吸い取りながらいうこともできず、憑依して狂わすこともできない。
自然と罪が風化して、転生可能領域に復活してきよるじゃろう。
さて、その地球に人が住めんようになるには、どんだけかかるか。
太陽系に最期が訪れる前に、地球は膨張する太陽に飲み込まれる。
それが50億年後。
しかし、温度上昇によって居住不能になる時期は、もっと早い。
諸説あるんじゃけど、30億年後ぐらいを見込むとして、地獄脱出不能者は、その期間今と同じことをくり返す。
そうして罪の風化によって転生可能になったとして、さてどうかのう?
転生は、生まれる時に記憶を消され、ゼロから再出発となる。
前世の記憶を取り戻せることもあろうが、たいていはそこまで行かず、守護霊の導きや本人の努力によって似たような人生をくり返す。
私も若い頃に前世を知りたがったんじゃけど、夢のメッセージで、ショージとかショーニとか言われた。
後々、波動によってわかったはわかったんじゃけど、確かに幼名は松寿じゃった。
ショージとかショーニとか言われた時には、少弐氏かと思うた。
まあそれはええとして、転生にはそういう不自由さや苦労が伴う。
それが学びとなり、魂の力にもなるんじゃけどね。
そういう転生での実力アップがないまま、数億年おった魂がどうなるんかはやはりわからんねぇ。
まあ悪い民族が脆弱になるのは、ある意味歓迎なんじゃけど、それが神の作った世界の法則に沿ったもんなら、まあそこらへん上手く出来とるんかもしれん。
ああ、そんでも同じベータ人でも、ラファエル系じゃなくてよかった。
地獄に、数億年単位で居つくなんてゾッとするぜ。
悪性民族で、こういう数億年単位の地獄をくり返すのおったとして、それを教訓に更生するもんもおるじゃろうし、常習になる者もおるじゃろう。
そこらへん、松竹梅はあるんよね。
なんとも言えんのじゃけど、何をどう経験しても、民族固有の何かはあるんよね。
そうした民族は、地獄から出て地球に誰もおらんとこから、魂群として他の天体に修行の場を求めて旅立つことになる。