六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

不幸の連鎖、障りの連鎖、それは正義の悪魔がつぶすしかない。

地元茨城の過去を振り返って、概ねろくなもんじゃなかった。

なんでここまでって思うように、ろくでもないやつばかりじゃった。

私が戦うた実家も、明治生まれの曽祖父の暴力から始まり、祖父や継祖母、父と、形を変えながら不幸と障りは連鎖して拡大した。

発端となった曽祖父も、おそらくは幕末の天狗党の争いで皆殺しになった一族の祟りの影響もあったんじゃろう。

代々苦しめる者と苦しめられる者が出て、私の代では私が一番被害が大きかった。

曽祖父のベータ人としての暴力は単純なもんじゃったにせよ、被害を受けた者の中で弱者と強者ができ、その格差や差別が、次の悲劇を生む。

さらに戦争などの外的要因から、予期せぬアクシデントが重なり、さらに被害は拡大した。

ドミノのようにそれが連鎖し、複雑化しながら拡大する中で、いつしか1人の人間の行動や知恵では解決不能になっとった。

そうした中に生まれ、両親のエゴでメタメタにされ、さらに実家の隠蔽体質が加わり、その苦しみは耐え難いものとなった。

情報を遮断され、完全にロックされており、まるで手が出せんかった。

極悪な両親の上を行ってやっつけてやろうと思うたんじゃけど、実際にそれは学生時代にできて、精神的に相当苦しめるとこまではできた。

その時点で、私は正義の悪魔になっとった。

しかし、事情を知らん人からみたら、私の姿は極悪そのもの。

久しぶりに会うた知り合いは、まるで羅刹のようだと評した。

私の父に対する反撃の、あまりの陰湿さ狡猾さに、母ゾロが深刻な顔して、あんたこのままじゃ将来どうにかなっちゃあよって言うた。

後味の悪さはあるものの、身を守る必要上、母ゾロの言うことなど構わず、父にいろいろワナをしかけその断末魔の叫びが、親戚中に私の悪評となってこだました。

そのストレスが、後年狭心症神経症を形成し、悪化させていくことになる。

私の正義の悪魔、正義の羅刹としての完成度は高まっていった。

私が不在の時こそ、父は弟らを攻撃したんじゃけど、私が帰ってくると、私のワナや攻撃で消耗し、ストレスでメタメタになるんじゃった。

年間三ヶ月ほど帰省することになるんじゃけど、言い換えれば年間の1/4の弟たちへの攻撃を遮断したことになる。

いや、反撃やワナで弱ってできんようになった攻撃も考えると、半分ぐらいに軽くしてやれたように思う。

それは弟たちが異口同音で、兄貴の帰省が楽しみで仕方がなかったの証言からも明らか。

しかし、私単独ではここまでが限界じゃった。

隣に住む祖父ゾロとゼウパイ継祖母が作り出す、嘘で固めた隠蔽ゾーンの中では、局地戦で勝利を収めたものの、依然として状況は変化せんかった。

そうこうするうち、父の同じ母親の末の弟の嫁が半狂乱になって実家に押しかけるいう事件が起きた。

その叔父は生まれてすぐ祖父の弟に引きとられ成人した人じゃった。

その嫁さんが言うには、長男ばかりに家を相続させて、うちの旦那は分家に引きとらせて冷や飯を食わせたとかいうことで、祖父への怨みがたぎっとった。

しかし、その話も真実聞くとそうでもないことがわかる。

ともあれ、その叔父が引きとられた先の祖父の弟は、後年私を助けてくれることになった。

当時は事情がわからず、単なる頑固ジジイと思うとったんじゃけど、それは実家の隠蔽ゾーンがそうさせとった。

私はその大叔父が亡くなる三年前に、オルゴンの叔父に強引に引っ張って行かれて引き合わされた。

大叔父はまとまった学校教育がなく、話す内容は前後ゴチャゴチャ。

溢れ出る噴水のような破片をつなぎ合わせると、パノラマができ上がった。

そこでようやく私は、小さな局地戦で勝った勝ったと騒いでおった愚かさを噛みしめることになる。

正義の悪魔としての私の嗅覚は、実家の病巣の正体を見破り、その元凶を破壊することで、狂わされとった母ゾロが正気に戻った。

大叔父は驚愕し、落胆し、最後に喜んだ。

これまで泣かされる者はおっても、反撃してシゴウするタイプの人間を見たことがなかったけえのう。

今ある後悔は、叔母の押しかけた事件の時に、大叔父の存在がわかったあの時に、強引に会いに行くべきじゃったことなんよ。

それがあれば、未然に防げた不幸は多かったじゃろう。