肥料で重要なのは、ミネラルなんよ。
窒素、リン酸、カリが肥料の三大要素なんじゃけど、ミネラルは全く言われとらん。
まあミネラルは、植物にとって骨みたいなもんなんよ。
窒素固定ができるもんはええんじゃけど、できんやつはミネラルだけじゃいけんのよ。
ただ、作付けをミネラルで考えると、何もせんかったらミネラルが毎回奪われていき、土地がやせていきよる。
そのために、肥料分になるもんを投入せにゃいけんのよ。
私が使いよる雑草の灰は、雑草が自分のために集めたもん。
しかし、雑草が生えとる土地は、そんなに肥えとるとこでもない。
肥料分の少ないとこで、強いミネラル吸引力で必要なもんを集めとる。
生えとるとこからほぼほぼ必要ミネラルを吸い尽くしても、雨水の浸透圧で周辺の土地からまたミネラルが補給される。
それで、刈っても刈っても毎年同じように茂る。
それを灰にすれば、植物に必要なミネラルは集まり、それを私は使うとる。
しかし、灰はアルカリ性なのとミネラルしかないいう欠点もある。
アルカリ性に弱かったり、有機質が必要なもんはダメなんよ。
そういう場合は、腐葉土を使うべきなんよね。
腐葉土は木の落ち葉とかで作るんじゃけど、これがあれば窒素固定ができんやつもよく育つ。
こうした木の場合は、地中深くからミネラルを集めてくれるんよ。
そういう意味では、大きな木がそこにあるだけで、そこは豊かな土地になり得るんよ。
こうしたミネラルや天然の肥料分を生かすことができれば、化学肥料に頼らずともええもんができる。
たけした君のやりよるイチゴも、無機肥料でやっとったんじゃけど、灰を使うたハイブリッドな方法にしたら、品質のブレがなくなった。
人口的なもんには限界があり、自然の素材で大量にあるもんを活用できるようになれば、それが一番無理はないし、安定供給につながるんよ。
灰にしても、原料の草を吟味し、落ち葉にしても上手いやり方を考えにゃいけん。
一般的にミネラルの吸引力は、農作物より雑草の方が強い。
雑草を厄介者とせず、ミネラルの吸引装置として活用するんよ。
ブログリンクにあります前やんのカイアポも、ミネラルの計算通り。
見事にでっかく育ちました。
来月には、私のカイアポも収穫です。
きっと、昨年を上回る量になるじゃろうね。