土地の所有が、ある程度のステイタスになる時代は終わりつつある。
逆に、メンテナンスや税金の問題などで、持っとる意味がない場合も出てきた。
そんな中、今や所有者不明の土地が、九州を上回るぐらいあるらしい。
今の私は、そうした土地が欲しい状況になりつつある。
東日本からの友人の避難先、しかしそんなのは、ある程度のとこで終わる。
それよりも、農業のビジネスチャンスとしてなんよ。
新規の就農者での成功は、5パーセント。
普通にやったのでは、そんなもんじゃろう。
それだけ農業は厳しい。
たくさんできても安ければ儲からんし、高くても少なければやはり儲からんのよ。
そこで希少作物をたくさん作って売ることを考え、カイアポの作付けではほぼほぼそのメドがついた。
あとは販路だけ。
カイアポに労力を集中投下し、ランチェスターの弱者の戦略のもと局地戦で勝つことを目指すんよ。
バルチック艦隊を撃破した日本海海戦よろしく、それができれば土地はあればあっただけ収益になる。
将来を思い描くその構想は、主要幹線の駅の近くに農地を確保し、中間補給基地も手に入れて青春18きっぷで行き来しながら、ネットを使うて希少作物を売りさばくことなんよ。
税金や交通費をペイして、なおかつ生活費もペイできることが前提。
そうなれば、何やったって怖くない。
九州ほどもある所有者不明の土地は、遊ばせとくにはもったいない。
原野を開墾したこれまでのノウハウも、土地さえあれば活かせる。
一足飛びにはいかんのじゃけど、なんとか近づけたいわのう。
南九州をも視野に入れ、そこでカイアポ以外の希少作物も育てて売りさばく。
今は妄想の域です。
ともあれ、この土地に関することは、アンテナ張って情報を集めとくべきじゃと思う。