出た!昔懐かしの夢千代日記。
NHKでやっとった、吉永小百合演じる夢千代の悲しい死の間際のドラマ。
人気が出ましたんで、映画にもなりました。
広島で胎内被曝して生まれた夢千代が、白血病になって死んでいく。
あれはかわいそう、かわいそう過ぎる。
そういうことで、リアルタイムの時には家族で夢中になって見ておりました。
今、YouTubeに一部動画があります。
改めて見てみると、山陰の冬の景色とかの暗さも手伝い、いかにも暗くて悲しい、そんできれいな吉永小百合夢千代がかわいそういう演出がガッツリ出来上がっております。
さすが、吉永小百合のオリオン座マヌ系美女の美貌。
あれで、あんなふうに演じられたら、そらぁ見てしまう人も多かろう。
そんで原爆の詩とか朗読して核廃絶とか言われたら、誰も反対できません。
まあ、それはそれ。
さて、YouTubeでの映画の予告編とかの冒頭では、懐かしい映像が出てきます。
列車の中で語り合う夢千代とオバハン、病院の検査結果聞いてのことなのか、ガックリして下を向いてしまいよる。
あれは急行だいせんじゃろうか?
国鉄量産型気動車、キハ58と28が長い編成で走ります。
ドラマの舞台湯村温泉は、浜坂辺りからバスで行くとこなんよ。
主題歌が、やはりいかにもいう感じでの演出。
トンネル~を~一つくぐればもう~、鉛~色~♪。
うわ~、キターッ!!!
懐かし過ぎる。
あれは昭和50年代、ガンや白血病の治療法も今ほどではなく、ほぼ絶望的な不治の病。
そらぁ、夢千代もオバハンもガックリくるわ。
あの絶望感はハンパないねぇ。
ドラマ中で夢千代が、死ぬ時期がわかっているのは幸せなことですよね、とか言う場面があるんじゃけど、自分をフォローしとるようでフォローになっとらんのがさらに涙を誘う。
夢千代のとこには、ワケありの人がいろいろ登場するんじゃけど、変な人多かったねぇ。
それがまた夢千代を引き立てるわけなんじゃけど、それにしてもなんじゃろね。
樹木希林が、演技でええ味出しとったねぇ。
夢千代の父親と名乗るオッサンも出てきて、おっかさんとの馴れ初めを話したり、その後兵隊にとられておっかさんが被曝。
夢千代は、成人してから白血病を発病。
残り少ない人生を、湯村で生きていきたいと決意する。
健気な姿が絶望感と相まって、痛々しい。
夢千代を見る限り、ありゃあ悪人じゃあないな。
悪人じゃないだけに、病気での打ちのめされる有様は悲惨過ぎる。
私にシゴウされて打ちのめされたセシウムカルトのn崎も、精神ダメージはある。
しかし、こいつの精神ダメージ逆バージョンをやってみると、やはり夢千代には及ばない。
所詮、心が腐った外道には、壊れるようなマトモな神経はないんよ。
悪人には、悪人ならではの備えがあるんよ。
悪人には慢性的に罪の自覚の後ろめたさがあり、反撃されて当然みたいな想定があるんよ。
しかし、善人にはそれがない。
被害に関して、なんの落ち度もないのになぜ?いう悲劇性が加わりよるけえ、ダメージがデカくなるんよ。
私みたいに、世の中には悪人や理不尽なことがあるって固く心に刻み、悪人からの被害には速やかに応戦反撃するいう思考でもない限り、ダメなんよ。
そういう意味で、夢千代その人が受けたハンパない絶望感を逆バージョンとして使うと、それは相応の活力になるんよ。
さてやり方なんじゃけど、これも化け技です。
アクマイザー3ザビタンの魔法力、化けるんだら~なんよ。
魔法力、化けるんだら~夢千代の精神ダメージ逆バージョン。
仲間内の皆さん、他もちょっと発掘しますが、夢千代の受けた苦しみを活用させてもらいましょう。
参考までに、YouTubeの動画も見ておいてね。
このドラマも、顔の問題じゃと言えるでしょう。