今日もたけした君の話です。
私はサラリーマンやりながらの波動研究、そんで新規農業。
たけした君は、脱サラして家業のイチゴ農家を継いだ。
お互い別の道を歩いてきた。
お互い、今の状況になった経緯はあるし、未だに本格的に手を組めないでおる。
まあまだ手を組んじゃダメなんよね。
私は五黄で彼は九紫。
星回りの相性はええんじゃけど、金回りの相性は悪い。
事業で直接手を組めば、失敗する。
感性や感覚が違うんじゃろう。
しかし、私ができる判断や知恵で、彼の窮地を救うたことはある。
私と彼の間に、二黒か三碧か八白が挟まれば、十分に手を組める。
いずれそうなりたいし、なるのであれば、その時まで待つしかない。
これまでも待ちの時間じゃったと思えば、ある意味やるべきことを経験させられとったと思える。
お互いに手を組める時期が来るその瞬間を、そっ啄同時と言う。
鶏のヒナが卵の中からここから出してくれとつつく、それがそつ。
それに応えて親が外から卵をつついて殻を破る、それが啄。
この両者の協力で、事態が変わること、それがそっ啄同時。
これはいろんな局面であった。
仲間内では、これまで付き合いの長かったぽんたに、ずっと謀略やら空の技、虚に関しては話をしてこんかった。
してもムダじゃったけえのう。
しかし、そういう奥義に近い話ができるような状況になり、することになった。
ぽんたがそつして、私が啄したんよ。
時が満ちたんよね。
今のぽんたが、やはり数年前のぽんたにそういう話をできたとしてするかいうと、それはやはりせんのんよ。
そういうこと。
前やんも、しきりに農業のこと聞いてきた、それがそつ。
私が啄して彼も相当農業に関しては腕を上げた。
たけした君も今、新たな事業投資の決断の時なんよ。
踏み出したのか、まだなのか。
できれば今年はやめて、やるなら来年まで待った方がええ。
まああちらにもいろいろ事情があるじゃろう。
危ない橋のような気がせんでもない。
これまでの彼には、両親いう足かせがついており、自由に動けんかった。
そのくびきも軽くなりつつある。
私のカイアポ農業にしても、ここ2年ぐらいで急速に確立してきた。
私も遊んどったわけじゃないけえのう。
それが完成して手を組めるなら、組むことになるじゃろう。
組めんのならそれはそれまで。
まあ組むとして、お互いの事情でずっと手を組めん時期もあった。
いろいろ経験させられたんじゃけど、それはそれで間違いなく肥やしにはなっとったんよ。
そっ啄同時のその日まで、さらなる技への精進を続ける中に、次の飛躍もあろう。
たけした君だけでなく、他の面々とのそっ啄同時もいろいろある。
それを活かしきれる状態にはしておきたい。