今、ちょっと80年代を辿るかのようなことがいろいろあります。
先日の青春18の新幹線代行輸送で、三原から広島までと新岩国から徳山間の風景を初めて見ました。
この歳になるまで、お恥ずかしながら山陽新幹線は姫路から博多まで乗ったことなかったんよ。
九州行くのには、いつも鈍行と快速。
そこで原稿書いとるけえ、新幹線なんか使うのもったいない。
この山陽新幹線なんじゃけど、本来なら修学旅行で乗っとったはずじゃった。
しかし、イジメがひどくて謀略を使うて退避。
あの時期とうとう乗ることはなく、それを思いがけず30年ぶりぐらいに改めて乗ったことになる。
あの頃は、修学旅行行かずに幸せじゃった。
山やトンネルばかりの景色だったんじゃけど、あれが山陽新幹線の景色じゃったんね。
同じ目的地でも、行き方によって景色は違うのう。
昔の忘れ物を、改めて拾い直した感じがする。
あの頃は、今の私につながるええ素材がいろいろ転がっとった。
カルト教団Kもまともじゃったし、私が気功の修行を始めたのもこの頃。
最近では当時のアニメ忍者戦士飛影も、忍者要素とかアニメの画像を活用するのに役立った。
やがて起こるであろう、カルト教団Kによる救世運動や世紀末の不安を前にして、日本経済もバブルに向けひた走り、いろんなイベントを控えて夢のような時代じゃった。
カルト教団Kは堕落し、天変地異が頻発し、異常気象が多くなり、日本も衰退の中に入った感じがする。
私個人はそういう流れから逆行しとるんじゃけど、あの頃のキラキラしたもんに思いをはせずにはおれんのよ。
私生活は地獄でも、何かウキウキワクワクがあった。
仲間内では、前やんがこれからおかしくなる前のカルト教団Kの理念をこれから継承しに行きます。
山口県在住の初期に支部長をされていたTさん、そこまで会いに行って理念を継承してきます。
彼もあの頃は小学生。
時の流れを感じます。
カルト教団Kが狂わせた、たくさんの修行者の人生。
しかし、まともな時代のそれを、比較的原型に近い形で継承できるなら、それは貴重なことじゃ。
救世運動を見越していろんなもんが用意されとったあの時期、過ぎ去りしよき時代の遺産は、活用次第で財産になる。
私も30年ぶりに、行くはずのなかった修学旅行に行ったような感じがする。
一人だけの幸せな修学旅行。
あの頃は無事に退避できてよかった。
新幹線に乗っとった頃は、予備校で勉強しとった。
うまくいったのう。
時代は変わり、環境も変わった。
天が、神が、昔の何かを改めてくれたような感じがする。
何か嬉しい。
とりとめもなく書いたんじゃけど、こういうことって嬉しいもんよね。
長い時を経て、地獄の環境が明るい未来に変わろうとしとる。