最寄り駅がヤブツルアズキの生育にええ環境じゃいうのがわかり、その自生面積を増やすべく昨日もタネを採取してきました。
野生の植物は、自分の生育に合うたとこがあればじわじわ増える。
タネは多く作るんじゃけど、じわじわ。
なぜか、それはいくらたくさんタネを作っても、鳥や虫に食われたりうまく発芽せんかったりしてダメになりよるんよね。
あと同じもんが増え過ぎると、栄養の取り合いになって次回の成長が悪くなるんよ。
しかし、それを計算に入れてタネを多く作るんよ。
そんで、少しずつテリトリーを増やすぐらいの感じで増えよる。
しかしここで人間の手が入ると、食べられたりしてダメになる分のロスが大幅に減らせるんよ。
人間が栽培しとる作物はそういう面ではかなり弱くなっとって、自然に任せてとくとタネを全部食われて全滅してしまいよるんよ。
野生のもんは、その形質が自然界で生き残るのに役立つもんであり全滅しない。
春までにダメになるはずのタネがそのまま生き残り、それがまともに育ったらそれは大幅な増産になる。
ヤブツルアズキももう終盤。
まだ青い鞘も、もう採ってしまいます。
フェンスに絡みつかずに地面を這った部分の鞘は、自然に弾けてそれが来年同じ場所にヤブツルアズキを育てる。
画面右の方が、同じ条件の土地でヤブツルアズキがないとこ。
こっちに、来年春タネをばらまいて自生地を増やすんよ。
線路に使うバラストが、地面への直射日光を防ぎ水分をキープ。
面積を数倍に増やすことで、耕作なしで収穫できる場所を増やすんじゃ。
タネを採取してキープする、その作業があれば野生のもんは大きくその勢力を増やすことができる。
来年以降、最寄り駅を穀倉地帯化するのじゃ。