六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

ペリーヌ物語、40年ぶりに紐解いてみた。大好きでええ話じゃったのう。魂の民族の基礎を学ぶことにおいても、わかりやすい道しるべになるじゃろう。子供番組としては、失敗した感じじゃのう。

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ルンルン、ルル~ルルンルン。


キターッ!!!ペリーヌ物語


これは、カルピスファミリー劇場シリーズでは一番好きじゃった。


アルプスの少女ハイジから始まって、フランダースの犬、トムソーヤの冒険など、名作を集めたシリーズ。

いずれ劣らぬ猛者番組の並ぶ中、落ち窪んだ感じがしよる地味な作品。


前年のアライグマラスカルがバカ受けしてアライグマブームが起き、アライグマを飼う人が激増


やがてそれが手に追えんようになり、捨てられ野生化して有害外来生物になった。


そのラスカル人気を受けてスタートしたものの、地味過ぎて今や記憶しとる人も少ない。


しかし、それを40年ぶりに紐解いた。


私がシリーズの中でイチオシの理由は、話の内容がかなり緻密で心のやりとりが複雑なのと、苦労しながらも善人が勝利する過程が感動的なんよ。


空前のクソアライグマブームなんかどうでもよく、ペリーヌの人物像とバイタリティ溢れる生き方が、周囲の人々を変えていくことに非常に惹かれた。


ラスカルでは主人公のスターリングとその父母、友達のオスカー以外はあんまりなく、ひたすらラスカルラスカル。


動物キャラクターとしてはかわいかったらしく、ラスカルかわいいラスカルかわいいで同級生の女どもがキャーキャー騒いどった。


しかしペリーヌでは、じいさんに会える会えないで放映中は話しとったものの、放映後は誰も見向きもせんかった。


動物対決では、ペリーヌ物語ではバロンいうクソ犬とロバのパリカールがおるんじゃけど、とてもラスカルに勝てるシロモノではなかった。


しかし、家庭問題で苦しむ当時小学四年生じゃった私は話の虜になり、イジワルもんを上手くすり抜けて勝利する主人公の姿は心をわしづかみにした


わしづかみにされた以上ストーリーもほぼほぼ覚えとって、改めて見直すとやはり感動した。


細かい思い違いは、なるほどとか思いながら理解できた。


それで、この作品は魂の民族の基礎を学ぶ上でも、かなりええもんじゃと言えるんよね。


登場する民族は、大きく4つ。


オルゴン系、ゾロ、ゼウス系、金星人。


特に、オルゴン系とゾロが争い、オルゴンが勝つみたいな感じになる。


物語は創作ながら、モデルになった人物がおりました。


さて、それでは登場人物を紹介しながら、ストーリー展開を追っていきましょう。


上から順にいきます。


まず、ロバのパリカールとクソ犬バロンと一緒の子が、主人公ペリーヌでオルゴン系。


主題歌の中でタンポポの綿毛で飛ぶペリーヌと、クソ犬バロン


その次がペリーヌと、カメラ越しに隣におるのがオカンのマリさんで同じくオルゴン系。


こいつらええコンビじゃ。


インドで暮らしとったんじゃけど、フランスに帰ろうとして途中ボスニアでオトンが亡くなる。


この親父のエドモンも、やはりオルゴン系。


フランスにはエドモンの父親の経営する会社があり、親子はそこを目指す。


母親のマリさんが、写真屋しながら日銭を稼ぐ。


旅をする途中、出会うサーカスの少年マルセル。


棒を持って走っとる姿のガキなんじゃけど、この顔でもオルゴン系。


ちゃらんぽらんなパープーに見えても意外と義理堅く、ペリーヌたちを助けようと奔走する。


旅の土地で商売仇の写真屋がペリーヌたちのカメラをかっぱらおうとするんじゃけど、こいつらはゼウス系。


おっかさんのマリのはからいに心を打たれて、非を詫びて別ルートを行くことに。


パリでは、マルセルが紹介してくれたシモンじいさんの宿に泊まる。


このシモンじじいはゾロ。


そこにおった飴屋はゼウス系で家賃を滞納気味で、シモンじじいにいつもチェックされる。


あと靴屋と公爵夫人は、義理堅いオルゴン系。


靴屋は美味しいスープを振る舞い、公爵夫人は旅立つペリーヌに帽子をくれた。


飴屋も、初っ端で売れ残りのペロペロキャンディをくれた。


ええ人ばっかじゃったが、アルプス越えの無理が祟り母親マリさんが亡くなる。


それを見たケチくせえシモンじじいは、ペリーヌにお金はええよとか、持ち物をなるべく高く売れるように頑張ってくれた。


飴屋も靴屋も公爵夫人も奇跡じゃとか言うとった。


そんでパリカールを売る時に、二足三文で買い叩いたのがガッシリした体型のルクリばばあ。


茶色の服と緑の帽子をかぶりよるこいつ、こいつもゾロ。


親戚なルクリおばさん言う題名でも出てきよるんじゃけど、こいつがペリーヌからぼったくらんかったら、ペリーヌはお金が尽きて死にかけることもなかった。


バロンと歩く中、途中のパン屋のばばあに5フランを巻き上げられたんじゃけど、こいつはゼウパイ。


逃げた途中で迷い込んだスイカ畑で、気のええゼウス系コンビが出てきて、話の内容からゼウパイをやっつけてお金を取り返してくれる。


夏の陽射しと疲れと空腹と夏風邪で死にかけたのを助けたのは、クソ犬バロンがなぜか近くにおったルクリばばあとパリカールを引っ張ってきたけえなんよ。


ルクリばばあに看病されながら回復したものの、ルクリがペリーヌをダシに商売しようとしとったのを忘れちゃならまあ。


何がパリカールを安く買うて申し訳なかったじゃ、そんとなことはのう、最初からわかっとったことじゃろが。


あれでペリーヌを見殺しにしとったら、それこそ人間じゃねえわ。


さて、ようやくペリーヌの祖父おるマルクールに着くと、おさげ髪のソバカス娘ロザリーに出会う。


そこで、ロザリーから祖父の事情を聞くことになる。


ロザリーに自宅を紹介され、その途中でロザリーのばあさんフランソワーズに出会う。


ニコニコ笑うとる、この人のよさそうなばあさんがフランソワーズ。


その時のフランソワーズの驚きの表情が、その後のストーリー展開で重要な意味を持つ。


ロザリー一家は、揃いも揃ってゼウス系。


フランソワーズのゼウスぼけがなければ、ペリーヌはもうちょっと早く祖父に会えたのかもしれん。


その祖父盲目のビルフランと、その左におるのがその甥のテオドール。


その次でびっくらこいとるちょび髭が工場長のタルエル。


この三人はゾロで、テオドールとタルエルのゾロコンビがビルフランの後釜を狙うとる。


工場の中でわりと紳士的なのが、その次パブリさんでオルゴン系。


読書中に居眠りして、池に落っこちたりもするんじゃけど、ロザリーとも親しくペリーヌにも優しい。


ペリーヌは母親が今際の際に、祖父が自分を憎んどることを言われとったんで、なかなか名乗り出よういう気にはなれず、オーレリーいう偽名で通した。


ある日ペリーヌとルクリばばあとのやりとりで、パブリさんはオーレリーが偽名であることを知るんじゃけど、バラしたりせず親身になって心配してそこらはさすがオルゴン系。


やがて祖父ビルフランの工場で働くことになるペリーヌなんじゃけど、安い賃金で靴が買えず靴を自作したり、雑草から料理を作ったり、魚を釣って食べたり、そのバイタリティの豊かさを見せつける。


やがて英語ができることからイギリス人技師との通訳を任され、御者もできることからビルフランの御者が酒で遅刻してクビになると御者も任された。


クビにされた御者は、どう見ても酒好きのゼウス系。


何度も酒で注意されとったんじゃけど、それでもくり返したけえ自業自得か。

それから秘書に抜擢されるんじゃけど、その後に父エドモンのことをいろいろ調べとったビルフランが、やがてその死を知るに至る。

そのエドモンを巡って、テオドールやその母親がビルフランお気に入りのオーレリーを取り込もうと躍起になる。

ビルフランやその姉、テオドールなどの一族パンダボワヌ家はゾロ一家じゃのう。

エドモンの葬式の後、フランソワーズと話をしたビルフランは、びっくらこく。

エドモンの乳母じゃったフランソワーズは、エドモンの幼少期の顔とオーレリーがそっくりじゃと言う。

エドモン様の代わりに神さまがオーレリーさんをお遣わしになったとか、この期に及んでゼウスぼけかましとる。

おどりゃ~ええ加減にせえよ。

エドモンが戻るかもしれんいう噂の時、フランソワーズは嬉しそうにはしゃいどった。

ペリーヌから父エドモンが亡くなったことを聞いとったパブリさんがエドモン様も死んだかもしれんみたいなこと言うた時は、ブチキレとった。

ほんましょ~もない。

ともあれそこでハッと気づいたビルフランは、さすがに洞察力優れたゾロじゃのう。

フィリップ弁護士を呼んで、オーレリーの過去とエドモンの死後の家族の消息を調べさせる。

このフィリップ弁護士、一番下の画像でペリーヌの隣におる人なんじゃけど、エドモン様の奥さんやお子さんの苦労を思うと心を痛めておりましたなど、さすがオルゴン系ならではの発言。

やがて調査結果を持ち帰ったフィリップ弁護士が、ペリーヌとビルフランを相手に事実を明かす。

パリでルクリばばあに会うたこと、そこでパリカールが元気じゃったこと。

まあパリカールが、と嬉しそうに言うたオーレリー。

そこで本人であることがわかったフィリップ弁護士は、すかさずペリーヌさんと言う。

おお、ペリーヌと言うのか、いい名だ。

ビルフランとペリーヌの感動の場面なんよ。

改めて見ると、ビルフランの経営する紡績工場の描写や街中の鉄道馬車の描写がかなりよく描かれとって、そこらへんはラスカル人気を受けた製作スタッフの力の入れようがようわかる。

特に紡績工場は、私の自宅近くに生糸工場があって、それが中学ぐらいの時潰れたんじゃけど、そことよう似とった。

そういうこともあって、なおさら親しみを感じたのう。

ビルフランのパンダボワヌ工場は、やがてペリーヌが跡を継ぐことになるんじゃろう。

つうか、このパンダボワヌ工場のモデルになった工場はその後さらなる発展をしたものの、合成繊維による近代化に遅れたため、1970年頃に潰れたらしいんよ。

さて、ベータ人不在の中、オルゴン系とゾロが主導する展開にゼウスや金星人が引きずられる構図。

最後にオルゴン系が勝つあたりが、かなり爽快感を与えてくれる。

ゾロ一族じゃったパンダボワヌ家、その中で仕事への厳しさや緻密さを持ち、才覚があったビルフランは一代で巨万の富を築く。

しかし、そこに変わり者としてオルゴン系のエドモンが生まれ、その流れでマリとペリーヌが出てきよる。

ゾロのビルフランとオルゴンのエドモンは、性格の違いからケンカになる。

エドモンは結婚にも反対され、絶縁状態。

しかしビルフランのゾロとしての洞察力は、エドモンの仕事能力の高さは認めており、能力ダメダメのテオドールなど度外視で、ひたすらエドモンを待つことになる。

タルエルも、ゾロとしての格はビルフランには及ばず、やはり大成はしないな。

そういう民族間のやりとりを見てもらうと、よくわかると思います。

原作は17話からスタート。

それまではオリジナルストーリーいうこともあり、流れや設定が大幅に変わります。

背景をいろいろ考えながら見て戴けると、よりその民族の特徴がわかるでしょう。

魂の民族に関しては、拙著「驚異の超還元波動」シリーズをお読み下さい。