東京在住で原発事故を迎えた私は、西軍に属して戦場に取り残されて決死の脱出を試みた島津隊の退き口よろしく、戦線を離脱したような感じに思える。
成り行き上西軍につかざるを得なかった者として、他に宗とか立花宗茂が旧領復帰や旧領安堵で有名どころ。
戦後処理は体制が固まるまでのドサクサがあるんじゃけど、そのドサクサが終わった時にどうなるかなんよ。
東京から去るにあたり、それまでの人のつながりで疎遠にならざるを得んかった人もおり、亡くした人もおる。
そういう意味においては、私は旧領安堵言うより一度改易になってから大名に復帰し、さらに旧領に返り咲いた立花宗茂の立場に近いかも。
これで農業が軌道に乗ったら、旧領復帰以上になる。
関ヶ原の戦い以降、西軍で旧領以上になったのはおらん。
しかしそれに近い形になったのは、島津の薩摩藩かのう。
財政難になった薩摩藩が砂糖の専売で、調所広郷のもとそれを立て直したのがそれか。
搾取された琉球の人らはシャレにならんかったんじゃろうけど、侵略した琉球の富を吸い取る形でデカくなった。
大幅に削減されてからV字回復したのが、毛利や上杉。
今後の成功には、これらV字回復した大名の軌跡が参考になろう。
西軍に属して一時負け組と思われたようなとこが、やがて幕府を倒すような存在にまでなる。
私は上手く離脱できたんじゃけど、関東に残る仲間内は今なお西軍として関ヶ原で戦うとるに等しい。
壊滅する前に逃げてほしい。
