本格的に農業を始めたここ数年ではあったものの、いかんせん借家住まいではできることが限られ、一年草をくり返す以外になかった。
緑豆、サツマイモ、網干メロン、えんどう豆、空豆、大豆、オクラなど一過性のもんを決まった手順でやるしかなかった。
しかし温室つきの持ち家になったことで、完熟性のないサツマイモなどは冬の温室避難いう技を使うことで、無限ループでシーズンフリーになり多年草化した。
あと自前の土地になったことから永続使用が可能になり、多年草や樹木を植えられるようにもなった。
多年草では自己消費目的でアスパラガスとかもええし、福知山の前やんの畑では、前の人が残したアスパラガスがちょうどええ具合に収穫期。
アスパラガスは窒素固定しないんで、前やんのとこでは金魚のウンコをやる感じでええんよね。
うちでやるとしたら、アレチウリ風呂の残り湯かな。
毎年とれる有機アスパラガス、おトクですね。
付加価値果樹で考えとった赤いキウイのレインボーレッドもやろうとしたんじゃけど、収穫時期が10月頃とか。
これは、スタートが来年に持ち越しになりました。
多年草や樹木は毎年の作付けが要らんけえ、ケアが楽ですね。
移住した最初の年は緑豆からスタートするしかなかったんじゃけど、そこからレパートリーを増やしてビジネス展開を考えられるまでになった。
別土地にさらに温室を増備したら、そこでのさらなる生産拡大構想ができる。
私の近未来のイメージは、温室によるカイアポの無限ループを基礎に周辺の土地を集めて拡大させていくこと。
これは、かなり明確です。
思考イメージに関して取り組み出した前やんなんじゃけど、どう自己実現するかはまだ未知数。
福知山では、冬の温室は無理。
いずれ福知山は誰かに任せて彦根か姫路に来るか、あるいは福知山で土地の強みを生かした何かをやるかになる。
ハマナスの発芽などのうま味も、ハマナスの挿し木が成功すれば薄れる。
ともあれ多年草モードになった私は、作戦展開がかなり変わってきました。