昔は一戸建てを持つことが、ステイタスシンボルじゃった。
しかし人口減少社会になって不動産は価値を失いつつあり、逆に負の遺産になるケースも多い。
不動産には固定資産税がかかる。
持っとる不動産が多ければ多いほど、固定資産税の支払いは多くなる。
つまり遊ばせとる不動産が多ければ多いほど、ムダな出費がどんどん嵩むことになるんよね。
あと、建物が建っとる土地より更地の方が固定資産税は多くなるんよ。
田舎の土地建物を相続したはええんじゃけど、住んどるわけでもないのに毎年の固定資産税の支払いに追われる。
しかし、建物つきではほとんど売れない。
売るためにお金をかけて更地にするも、それでも売れない。
更地にしたことでさらに固定資産税が上がり、建物壊す前よりさらにひどいことになる。
そういう負のスパイラルに入った人もおるんよね。
これから不動産価格は、下がることはあっても上がることはない。
バブルの頃までは、土地ころがしで転売をくり返せば儲かった。
その背景にあるのは、土地の値上がりじゃったんよ。
東京オリンピックの後には、今にわかに見られるオリンピックバブルによる大都市不動産の値上がりは終わり、猛烈な暴落があるじゃろう。
それに伴い、地方の不動産価格など暴落しまくり倒すんじゃないんかねぇ。
タダでええけえもらってくれいうとこも今チラホラあることからすると、もう少し待てば二足三文あるいはタダで都合のええ土地が手に入ることがあるかもしれんのよ。
私らは農地が欲しいと思うとったんじゃけど、固定資産税を払える収益体制ができたらと思うとった。
しかし農地に関しては期限つき国有化をすると、その期間固定資産税を払わんでええんよ。
そうなれば、わしらの天下じゃ。
普通に農業やってもダメじゃが、強みがある場合は話が別じゃ。
どんどん近くの安い土地を買いまくって国有化し、そこでカイアポはじめ付加価値の高いものをジャンジャン作って、バリバリ売るんじゃ。
ジャンジャンバリバリ、ジャンジャンバリバリ~っ!!!
なんかパチンコ屋の店内放送みたいになったんじゃけど、そこに活路が見出せる者なら面白いことになるんじゃないんかねぇ。
社会の流れと逆を行くことで、社会は衰退してもうちらは栄える。
次の流れを見据えて、作戦立てときましょうか。