そこは、数年前にカイアポイモを買うたとこ。
姫路に来て2年ぐらいかのう、一本300円ぐらいしたんよね。
その後毎年覗いとるんじゃけど、あの買うた年の後は全く見かけない。
今年もまた、置いとらんかった。
イモならともかく、苗に300円も払うのはバカバカしかったんじゃけど、とりあえず買うてみた。
しかし、カイアポはずっと不作続き。
流れが変わったのが、3年前じゃった。
ミネラルの計算が上手くいき、デカいのがゴロゴロとれた。
その後も実験をくり返して、ようやく感覚を掴んだ。
タイミング的にピッタリな感じで持ち家、これで温室による栽培の無限ループができます。
当初の農業の目的は、食糧の自給なんよ。
それでサツマイモを始めたんじゃけど、カイアポはサツマイモの一種であり、やり方自体はサツマイモと変わらんのよ。
違うのは、ミネラルの問題なんよ。
最初の年のサツマイモは言わばカイアポの練習であり、前やんにレクチャーするのに役立った。
時系列で見ると、練習させられとったことがようわかる。
しかし、カイアポを見つけて買うたあの時以外に置いてないのは、やはりそれが運命的なことじゃったいうことなんよ。
温室により、次のステージに入るカイアポ。
ここ6年の間のノウハウの蓄積は、オルゴンMや前やんたちも含めて大きく開花しようとしとる。
ホームセンターも営利企業じゃけえ、利益にならんもんは売らんのよ。
カイアポの苗も、買う人がおらんようになったんでやめたんじゃろう。
普通に育てて育たんけえね。
しかし、うちらは違う。
少ない土地でも、カイアポを量産できる。
希少なカイアポが、仲間内でたくさんとれる。
巡り合わせいうもんは、必ずある。
作付けノウハウは、前やんを筆頭にオルゴンM福知山のkさん山口のTさんまで伝播した。
原点があのホームセンターの苗かと思うと、縁の不思議さを感じるんよね。