みんなの党の江田憲司前幹事長は昨日東京都内で講演し、｢みんなの党はもう限界だ。一強多弱といわれる政治状況を打破し、国民本位のまっとうな政党をつくっていこう｣と述べ、離党して新党を結成する意向を表明した。
この後、記者団に離党届提出は今日になると説明した。
一方渡辺喜美代表は、｢新党準備は反党行為だ。党を出ていってもらう｣と都内で記者団に語り、慰留しない考えを示した。
江田氏は来年から政党交付金を受給するため、年内の新党結成を目指す。
これに関し、特定秘密保護法の採決で反対したみんなの井出庸生衆院議員は昨日、地元の会合で離党の意向を表明。
井坂信彦衆院議員らも江田氏に同調する。
また、先に離党した柿沢未途衆院議員も新党に参加する見通し。
みんな内では渡辺氏の党運営に批判的な議員も多く、離党者が１０人を超えるのは確実との見方が出ている。
江田氏は講演で｢小さく分かれていがみあっている野党が、政治理念と基本政策を軸に、自民党に対抗し得る勢力を結集しなければ、日本の民主主義は死んでしまう。捨て石となって再編をやる｣と述べ、野党再編に強い意欲を示した。
渡辺氏は記者団に、江田氏の離党届を受理するかどうかについて｢いろんなケースがあり得る｣と述べ、除名を含め厳しい処分を検討する考えを示した。
また、比例代表選出議員が離党する場合には｢議員辞職を勧告する｣と語った。
やはりみんなの党の場合は、もう渡辺さんが初心を失っとるけえ、私が党員だったとして離党するじゃろうね。
今回の場合、離党する人の多さが、渡辺氏の問題を示しとるね。
