ロシア南部ボルゴグラードで昨日、駅舎1階構内で爆発があり、15人が死亡、50人以上が負傷した。
死傷者はさらに増える恐れがあり、ボルゴグラード州当局者は18人が死亡したとしている。
治安当局は女が自爆テロを起こしたと断定、捜査を始めた。
インターファクス通信によると、女は駅舎内の待合室に侵入しようとしたが、入り口に設置されていた金属探知機が爆破装置とみられる金属物を感知、爆発は探知機のそばで起こったという。
爆発の威力は大きく、駅の外にいた通行人が爆風で吹き飛ばされた。
露連邦捜査委員会のマルキン報道官は「探知機が待合室での自爆テロを防いだ」と述べた。
治安当局は、死亡した女の身元を調べている。
ボルゴグラードは来年2月に冬季五輪が開催される南部ソチの北東約700キロにあり、10月にも走行中のバスで6人が死亡する自爆テロが発生。
犯人は北カフカス地域出身の女(30)だった。
ロシアでは北カフカス地域に潜むイスラム過激派が五輪開催を阻止するため、テロ活動を続けており、治安部隊が掃討作戦を展開している。
作戦により、今年だけで260人が拘束されている。
ロシア南部では27日夜にもソチから東に約270キロの南部ピャチゴルスクで、車に仕掛けられた手製の爆破装置が爆発し、3人が死亡する事件が起きたばかりだった。
オリンピックなんか妨害したとしてどうなるもんでもなかろうに。
それにオリンピック自体も阻止なんかできないじゃろうに。
生きて他にやることなかったんかねぇ?