厚生労働省は昨日、新たに19人のデング熱の国内感染が確認されたと発表した。
いずれも東京・代々木公園でウイルスを保有する蚊に刺されたとみられ、容体は安定しているという。
これまでに東京都と埼玉県の学生計3人の感染が確認されており、感染者は6都県で計22人となった。
厚労省などによると、19人は10歳未満~50代の男女で、東京13人、神奈川2人、茨城、埼玉、千葉、新潟各1人。
いずれも最近の渡航歴はなく、8月9~25日にランニングや散歩で同公園周辺を訪れ、16~28日に発症した。
発熱などの症状があり、国立感染症研究所の検査で同じ型のウイルスが検出された。
蚊に刺されたのは、公園の広場や周辺道路など複数の場所が考えられる。
感染者を複数の蚊が刺し、ウイルスを持った蚊が増殖したとみられる。
帰宅した感染者が刺されるなどし、別の地域で感染が広がる可能性もある。
記者会見した感染研の担当者は「秋には蚊の活動が止まるので、多くの患者が出ることは想定しづらい」と話した。
都は昨日、ボウフラの発生を抑制するため公園内の池の水を抜き、雨水などをためる集水升の清掃を実施。
厚労省は近く、医療機関にデング熱の診療マニュアルを配るほか、全国の検査機関に検査キットを配布する。
厚労省は「蚊に刺されて高熱が出たら、早めに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けている。
物流の活発化でどうしても蚊は入ってくるじゃろう。
今後も完全に防ぐのは難しいじゃろうね。
今後はデング熱ウイルス自体のワクチンを開発して、治療薬も開発すべきじゃ。