韓国軍の合同参謀本部によると、昨日午後2時(日本時間同)すぎ、南北軍事境界線に近い坡州(パジュ)市都羅(トラ)山付近に北朝鮮の無人機1機が飛来し、韓国軍が警告射撃を行った。
無人機は警告射撃後に北方に戻ったという。
合同参謀本部の発表によると、無人機は高度3千メートルで飛行し軍事境界線を数十メートル越えた。
韓国軍は戦闘機を出動させる一方、警告放送を行った後、警告射撃として機関銃二十数発を撃ったという。
聯合ニュースは「韓国軍の配置状況や動きを偵察するのが目的」との見方を伝えている。
韓国ではこれまでにも、カメラを搭載した北朝鮮の無人機が墜落しているのが発見されている。
また、合同参謀本部は同日、北朝鮮の宣伝ビラがソウルなど一部地域で見つかったことを明らかにした。
ビラは12日午後と13日未明に風船を使って散布したとみられている。
韓国が再開した北朝鮮向け政治宣伝放送の即時中止要求や、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権を非難する内容が記されているという。
一方、ラジオプレス(RP)によると、北朝鮮の金正恩第1書記は12日、「水爆実験の成功」に寄与した核科学者らの表彰式を平壌で行い、「わが国は核保有国の戦列に堂々と上り詰めた」と功績をたたえた。
また、国際社会の対北制裁の動きに関連して、「敵が威嚇的な挑発を行えば、いつでもどこでも核攻撃を加えられるよう、核武装力を質・量的にさらに強化していくべきだ」と主張した。
金正恩の一連の動き、何が狙いなのやら?
権威強化ぐらいしか思いつかんのう。