九州のイチゴ農家たけした君と話をして、タンクの水のpHが上がったことでイチゴの生育に支障が出たことを聞いた。
解決策としてクエン酸を溶かしてpHをさげたら、劇的に変わったとのこと。
植物はミネラルを吸収するにあたり、酸がないと吸収できんのよ。
一般的な植物が、灰をやると枯れるのはそのためなんよ。
しかし自然はようできたもの、灰のアルカリを中和する植物がある。
それが、豆やサツマイモなどの窒素固定しよるもんなんよ。
サツマイモなどは高温多湿の環境でこそ窒素固定のスピードは出るんじゃけど、豆はかなり強い。
そしてその時に、根っこから酸を出して土を酸化するんよ。
そうして、ほどよく窒素が固定されて酸化して中和された土ができるんよ。
そうなると、いろんな植物が育つんよ。
その中でも、えんどう豆の根っこの酸は強力じゃけえ、灰を中和させた土を作っておくんよ。
えんどう豆処理の灰土をどんな感じで作り、どんな感じで活用するかの構想を練り始めたんよ。
プランターで作ってそのまま使う方法もあれば、中和土を追肥として使うこともできるじゃろう。
ともあれ、いろいろ実験をしておく必要があるのう。
えんどう豆は冬の豆じゃけえ、夏の作物とは被らんのよ。
温室の中で育てれば、えんどう豆のライフサイクルも早まろう。
それで、いろいろ実験するとええのかも。