韓国国防省は昨日、２０１４年版国防白書を発刊し、｢北朝鮮の核兵器の小型化能力は相当な水準に至ったとみられる｣と初めて記載した。
北朝鮮の長距離ミサイルに関しても、｢５回の発射を通じ、米国本土を脅かせる能力を保有したと推定される｣との内容を加えた。
また、｢弾道ミサイルを搭載できる新型潜水艦の製造を続けているとみられる｣とも指摘。
北朝鮮の核･ミサイルの脅威がさらに増していることに警戒感を示した。
北朝鮮の空軍兵力は１万人増え約１２万人。
金正恩第１書記が空軍強化に力点を置いていることが浮き彫りとなった。
正規軍全体の兵力は約１１９万人から約１２０万人に増えた。
また、外国の政府機関などを狙うサイバー戦力が約６０００人いると記述した。
対日関係では、｢一部の日本政治家の後ろ向きな歴史認識と独島(島根県･竹島)への不当な領有権主張は、両国関係の障害要素となっている｣と、前回よりも強い表現で批判。
｢独島への不当な主張には厳重に対処する｣と強調する一方で、｢北朝鮮の核の脅威など重要な安保懸案では協力していく｣と記載した｡
竹島に関しては｢明白な韓国の固有の領土である独島について、軍は強力な防衛の意志と対応態勢を確立している｣と前回とほぼ同じ表現を使ったが、｢領土｣の前に｢固有の｣と加えた。
国防白書は２年に１度発刊され、朴槿恵政権では初めて出された。
北朝鮮も韓国も困ったもんじゃ。
