今日は私が前おった星、マゼラン星雲のベータ星での農業について語ってみましょう。
ベータ星の科学は、物質科学だけでなく霊科学でもあり、物質と非物質の関係をも含んだ高度なもんじゃった。
アニメのキューティーハニーで、空中元素固定装置いうのがありました。
それの進化版があり、空気の元素を組み替えて単純な組成の物質なら、一般家庭で簡単に作れました。
データをインプットしてスイッチ押すだけ。
スープ、ご飯、プロテイン、ビタミン、何でもOKです。
そうなると、資源とか土地とかの概念が、さほど重要ではなくなってきて、学校である程度科学を学んだら、それなりに関心分野を研究するいう感じでした。
食うには困らん環境、さらに科学を進化する方向へいきました。
しかし、重箱の隅っこをつつくようなことやっとっても、どうかいうことなんよね。
便利過ぎて退化してしまわんように、あえて不便エリアを区画して、そこで一定期間生活するようなことがありました。
私は、ああベータ星の科学はすばらしい、こんな恩恵に与れるとは幸せじゃ。しかし、長い転生でこういう時期ばかりは続くまいって思うとった。
不便エリアにはいろいろあった。
空中生活、海底生活、地底生活、原始生活などなど。
空中生活は、天空の城ラピュタみたいな空中庭園で、土から離れての生活。
しかし、食糧生産はやはり文明の力に頼らざるを得んかった。
それはアニメのラピュタでシータが言うた通り、土から離れては生きられんいうこと。
私はよく原始生活に参加した。
他はイベント性はあっても、利点が見出だせんかった。
ベータ星は地球より大きく、動物もでかく、陸の比率も7割で、海が淡水じゃった。
私は原始生活エリアなら、科学文明がなくなっても、農業の作付けノウハウを覚えれば生きていけるって思うた。
んん?
なんか、今も似たようなこと言うとるのう。
そうそう、3億年以上経っても発想はあんまり変わらんのんよね。
つまり、今の私を農業に駆り立てる原動力は、ベータ星での経験なんよ。
これで難易度の低いコースから高いコースまでやっていき、私もわりと難しいもんに取り組んどった。
やはり、自然な作物は、空中元素の合成品より美味しかったね