先日、前やんと月山富田城へ行きました。
福崎駅で待ち合わせしまして、帰りも福崎。
かつての尼子経久の居城であり、難攻不落と言われた名城です。
御子守口から登山開始で、そこからまず巨大な空堀があり、そこで侵入した敵が狙い撃ちされる。
そこを突破したとしても、山中御殿から狙い撃ち。
さらに七曲がりから山頂の本丸を目指すも、急峻な地形になっており容易に登れない。
途中で山吹の井戸が、今でも湧水を湛えておるんよ。
周囲に似たような山があり、そこを使わずに月山富田城にしたのは、この湧水があってこそなんよ。
山の中腹で湧く泉は珍しく、そのおかげで水の心配はなかった。
食糧さえあれば、ずっと籠城できるんよね。
上まで登ると本丸に出るんじゃけど、七曲がり以外から山頂に出るのは、斜面が急過ぎてまず無理なんよ。
そこから見渡す景色はきれいで、桜が満開。
ただ、黄砂でちょっと霞んどったのがイタイ。
山中鹿之介の銅像もあり、川の対岸の公園には尼子経久の銅像もあった。
ここは城攻めの犠牲者の霊場になっており、そこに九字打ちしました。
行く前はかなりの邪魔で、私も前やんも頭痛いわしんどいわで大変。
かつて尼子経久がここから天下取りを目指し、山陰に覇をとなえました。
ともあれ、何か大きな節目を通り越したような気がする。
帰りは前やんと福崎で別れて、そこでさらに九字打ちを12ヶ所やってきた。
実り多き日であったと思います。