アンパンマンで知られる漫画家・絵本作家のやなせたかし(本名柳瀬嵩=やなせ・たかし)氏、13日午前3時8分、心不全のため東京都内の病院で死去、94歳だった。
東京都生まれで葬儀は関係者だけで行った。後日しのぶ会を開く。
幼少時を高知県で過ごし、1939年東京高等工芸学校(現在の千葉大学工学部)卒。
兵役から復員後、高知新聞記者を経て三越宣伝部に勤務し、デザイナーとして活躍。
53年漫画家として独立する一方、放送作家や脚本家、作詞家としても知られた。
61年に「手のひらを太陽に」を作詞。69年に絵本「やさしいライオン」を刊行した。
73年には雑誌「詩とメルヘン」を創刊するとともに、最初の「あんぱんまん」の絵本を出版。
88年に日本テレビ系で「それいけ!アンパンマン」のアニメ放送が始まり、子供たちに大人気となった。
「それいけ!アンパンマン」は25年間放映され続け、アンパンマンの絵本の累計発行部数は6800万部に上っている。
地元の高知で開催されている「まんが甲子園」の審査委員長を務め、各地で行われる「アンパンマン展」にも出席。
11月にはアンパンマンシリーズの最新刊のほか、作家活動60年を記念する「やなせたかし大全」の出版を予定している。
やなせ氏は心臓手術を受けるなどしたが、最近まで活躍した。
2年前にぼうこうがんが見つかり、その後肝臓に転移。
8月下旬に体調を崩して入院していた。
今月12日夜にはスタッフに仕事上の指示をするなど元気だったが、13日未明に容体が急変した。
これで心臓はもともと悪かったにせよ、ぼうこうのガンは福島原発の放射能との因果関係が気になるところ。
歳も歳じゃけえ、因果関係はなんとも言えんね。
今後も有名人の死因と原発放射能の因果関係は、考え続けにゃいけんと思うとる。