中国は昨日、春節(旧正月)を迎え、街中に年越しの爆竹や花火が鳴り響き、煙が立ち込めた。
しかし中国政府が、深刻化する大気汚染を懸念し、爆竹などの自粛を呼び掛けたこともあり、微小粒子状物質PM2・5の濃度は昨年に比べて改善した。
爆竹・花火の販売量も減ったほか、火災・負傷者も減少した。
昨日付の中国紙・新京報によると、北京市内では大みそかの30日夕からPM2・5濃度は上昇し、昨日午前0時には最高地点で1立方メートル当たり246マイクログラムに上り、最悪の次の「重度汚染」を記録した。
爆竹・花火の使用は午前0時から1時にピークを迎え、午前1時には所によって451~544マイクログラムに達し、最悪の「深刻な汚染」レベルとなった。
ただ2013年の春節は最高で1000マイクログラム超、12年は1593マイクログラムを記録しており、今年の春節のPM2・5濃度は大きく改善した形だ。
まあ改善したとはいえ、相変わらずひどい汚染なら、爆竹とかやめりゃええと思うんじゃけど、そうもいかんようよね。
ともあれ春になれば黄砂と共に中国の大気汚染物質が日本へも飛んで来る。
困ったもんよね。