JR旅客6社と国内主要航空会社は昨日、ゴールデンウィーク期間中の利用実績を発表した。北陸新幹線の開業などで新幹線と在来線特急・急行の利用者数は1356万人(4月24日~5月6日)で前年同期比9%増となった。
後半が5連休で昨年より1日長く、航空各社の国際線も13%増の48万人(4月28日~5月6日)だった。
JR西日本によると、北陸新幹線の上越妙高~糸魚川間の乗客数は、開業前の在来線特急に比べ約3倍の39万人。
乗車率は52%で、想定を上回った。
JR東日本が運行する高崎~軽井沢間も約2倍の72万人。
数え年で7年に一度の善光寺(長野市)の御開帳もあり、長野駅の降車人数が約3割増えた。
航空各社によると、燃料サーチャージの値下げや長期休みが取りやすい日並びで国際線、国内線ともに好調だった。
日本航空はハワイとグアムのリゾート路線が、全日空は中国や欧州路線が大きく伸びた。
国内線では北海道や九州などの利用が伸び、11%増の260万人(4月28日~5月6日)だった。
北陸新幹線開業では東京金沢間の主要駅以外はがらがらで利用客がおらず、JRから切り離された在来線の廃れ方は今後もひどくなろう。