食糧自給率を高めるために、いろいろ作付けとかをしとるわけなんじゃけど、野草をそのまま食糧に転化できるもんがあれば、それだけ作付けの手間が省ける。
今回はカラス麦を考えております。
これに着目し始めたら邪魔がひどく、今も頭痛がしております。
なるほど、うちらに活用されては困るやつらがおるようじゃのう。
まあええわ。
とりあえず、このカラス麦に関して一番魅力的なのは、粒の大きさなんよ。
ヒエやアワなんかより全然でかい。
カナリアシードよりもでかい。
そんで雑草、帰化植物。
5月から8月にかけてとれる。
しかも、よう見ると、かなり大量にある。
カラス麦だらけの荒れ地が、穀倉地帯に見えてきた。
こいつはオーツ麦に近いらしい。
てか、野生のオーツ麦って言えるじゃろう。
これを麦飯もしくはパンに加工できれば、だいぶ助かる。
オルゴンMの広島では、カラス麦のクッキーが昔からあるらしい。
パン、クッキー、麦飯、他に麦茶もええわのう。
私は過去世において、遠隔地の敵と戦うにあたり、敵の領内に麦畑を作り、屯田しとった。
本国からの食糧の輸送が、いつも頭を悩ませた。
全部とはいかんまでも、現地調達ができればかなり助かる。
食糧の輸送は、相当コストがかかった。
今回も、有事の際の食糧自給は、過去世の屯田のようなもん。
インフラが寸断されて食糧が届かんようになったら、それこそ屯田で作ったもんでしのぐしかない。
種蒔きと収穫の手間だけで済むもんがあれば理想的なんじゃけど、野草は種蒔きの手間も不要。
農業やり始めて思うのが、昔から秋の実りは言うんじゃけど、春も実りの時期なんよね。
カラス麦も春の豊かな恵みじゃ。
厳しい冬を越え、冬の大陽で育つ。
えんどう豆と一緒じゃのう。
豆は豊かにとれるんじゃけど、イネ科のもんが加わるとでかい。
このカラス麦が活用できれば、半年ぐらいは食えるじゃろう。
それ以上は、さすがに虫がつくかもしれん。
でんぷん質は、春から秋にかけてカラス麦を食べ、冬はサツマイモを食べる。
そこに豆を加えれば、そこそこしのげるかもしれん。
オルゴンMの報告も待ちながら、カラス麦脱穀を考えよか