最近、仲間内では虚の要素で盛り上がっております。
不完全ながら会得したぽんたやCちゃんは、私の虚の要素に変身して感覚を掴み、そんでできた真似っこの虚の要素。
出来はCちゃんの方が上。
ぽんたは、無意識に筋肉に頼ろうとしよる部分がある。
虚の要素は、パワーとは違う尺度。
筋肉ムキムキのぽんたより、筋肉に頼れんCちゃんの方がより本質に近かった。
それらをさらに精度を高めるには、真似っこではなく理念から辿ればええいうことになった。
理念から辿るとは、虚の要素の源を辿ればええんじゃけど、それは私の空の心なんよ。
空の心あって空の技ができ、空の心で考える中にこれまでの理論の発展があった。
その空の心の原点は、聖闘士星矢のアスガルド編にあったんよ。
リアルタイムの時はちょうど大学の頃で、小周天の修行を始めた頃じゃった。
小周天で気を練りながら、漠然と何らかの技を会得しようともがいとった。
そうした中で、北斗の拳や聖闘士星矢なんかはいろいろヒントになるもんを与えてくれた。
アスガルド編は聖闘士星矢の原作にはなく、少年ジャンプの連載にテレビアニメが追いつきそうになった時に、苦肉の策として設定された。
原作にないもんて、内容的にはテキトーなもんが多く、早う終われやって思うんじゃけど、アスガルド編は絵がテキトーではあるものの、ええ感じなんよね。
後に、外伝の黄金魂とかを作る基礎にもなった位置づけであり、アスガルドが全ストーリーのいくたりかを占める感じになった。
さて、本題。
私が空の心を考えるよすがになったんは、アルベリッヒのネイチャーユーニティと、ミーメの戦い方じゃった。
デルタ星、メグレスのアルベリッヒいうおっさんはアスガルド一の頭脳の持ち主で、すげえ卑怯もんな上に、仕えとる北極星ポラリスのヒルダに取って代わり世界制服まで目論む極悪もん。
リーダーで最強のジークフリートまで小馬鹿にして、卑怯な作戦で魔鈴や星矢までやっつけた。
やっつけたやつを紫水晶に閉じ込める、アメジストシールド。
それを発見した紫龍と戦う。
そんで紫龍に敵いそうもないと思うと、ネイチャーユーニティいう技で精霊の力を発動させ、大木を動かして紫龍をボコボコにシゴウするんよ。
しかし、老師から聞いた話をもとにその技を破るんよ。
老師はかつてアルベリッヒのじいさん、アルベリッヒ13世と戦い打ち負かした。
その時やはりネイチャーユーニティを食らうんじゃけど、精霊が殺気や闘気に反応して動くことを見抜く。
この、殺気や闘気を抑えながら戦うには、空の心が必要なんよ。
虚の要素に変身するのもええんじゃけど、その源である私の空の心に変身するのも一つの方法なんよ。
しろみさんで変身さすと、血流もよくなるとか。
このアルベリッヒと紫龍の戦いは、ユーチューブで探しても最近作られたコンピュータグラフィックスのもんしかなく、あれではイマイチ状況がわからんのんよ。
あと、ミーメ。
エータ星ベネトナーシュのミーメも、こちらはこちらで空の心で戦いよる。
心が空じゃけえ、対戦した瞬の鎖が反応せんのんよ。
瞬のネビュラチェーンは、殺気や闘気に反応するんよ。
こちらも、やはりコンピュータグラフィックスのやつではイマイチようわからん。
そこで、仲間内のみんなにも見てもらえるように、DVDボックスを買うことにした。
そのものズバリを見てもろうた方が早い。
理念を理解してもらい空の心を持てれば、真似っこの域を超えた虚の要素が育つはずなんよ。
ミーメの生い立ちから、彼の心に空が育つところも、かなりのヒントになるんじゃないんかねぇ。
二十歳ぐらいの私が見て、その後の私の技の一部になった聖闘士星矢のアスガルド編。
原作にないだけに、コミックでは入手不可。
理念を掴むだけなら、作品数が多いけえ、原作にあるもんはコミックで読んだ方がええのかも。
ある意味、北斗の拳のトキも空の心を持っとるとも言える。