パキスタンの反政府勢力パキスタンタリバン運動(TTP)報道官は昨日、最高指導者ハキムラ・メスード容疑者が米無人機のミサイル攻撃で死亡したと正式に認めた。
今後2~3日かけて幹部らが会合を開き、新指導者を選出するという。
5月にナンバー2のワリ・ウル・ラフマン容疑者が無人機攻撃で殺害されたTTPにとって、メスード容疑者の死亡は大きな打撃。
報復テロが活発化する恐れがあり、パキスタン政府は厳重な警戒態勢を敷いている。
地元メディアによると、TTP内の一部の派閥は既にカーン・サイド氏を最高指導者に選出。ただ、それに対抗する勢力がマウラナ・ファズルラー氏を推しているとの情報もあり、内部の権力争いが激しくなっているもようだ。
どちらが選ばれるにせよ、テロの温床はなくならんね。