「東京だよおっ母さん」「人生いろいろ」など数多くのヒット曲で知られ、お千代さんの愛称で親しまれた歌手の島倉千代子(しまくら・ちよこ)さんが昨日午後0時30分、肝臓がんのため東京都目黒区の病院で死去した。
75歳だった。
葬儀は14日午後1時から港区南青山2の33の20の青山葬儀所で行われる。
葬儀委員長は原康晴・日本コロムビア社長。
東京都出身で1953年に日本音楽高等学校に入学。
54年にコロムビア全国歌謡コンクールで優勝したことをきっかけに、日本コロムビアと専属契約を結び、55年に「この世の花」でデビューした。
57年にリリースした「東京だよおっ母さん」は100万枚を超える大ヒットとなり、人気歌手の地位を不動のものに。
同曲を基に映画もつくられ、自ら主演した。
その後も「からたち日記」「愛のさざなみ」などのヒットを連発、NHK紅白歌合戦に30年連続、計35回出場するなど日本の演歌、歌謡界を代表する存在となった。49歳で発表した「人生いろいろ」は130万枚のセールスを記録、レコード大賞最優秀歌唱賞に輝いた。
歌手業の傍ら、テレビのバラエティー番組などにも登場、飾らない素顔で人気を博したほか、自身が座長を務める舞台公演やドラマ、映画で女優としても活躍。
乳がんの克服など私生活でも話題を提供した。
99年に紫綬褒章を受章。今年3月には所属レコード会社のコンサートにも出演していた。
死因となった今回の肝臓ガンは3年前に見つかったもの。
福島原発事故より前。
しかし、原発事故の後、被災地を巡ったりしとるうちに、放射能で病気を悪化させたことは考えられるのう。