フィリピン中部レイテ島などを襲った猛烈な台風30号の被害で、国家災害対策本部の報道官は昨日、これまでに確認された死者が1774人に達したと発表した。
アキノ大統領はテレビ演説で非常事態を宣言し、被災地の救援作業や人道支援を急ぐ方針を表明。
ただ、現地は猛烈な風雨や高波でインフラが壊滅状態で、援助物資の配給は難航。
1万人が死亡したとも言われる中、犠牲者の確認作業も滞っている。
レイテ島の中心都市タクロバンなどからの報道によると、破壊された同島の空港には支援物資を求める長い列ができ、被災女性は「水と薬が要る。私たちは心身ともに疲れ切っている」と訴えた。
国連はフィリピン全土で60万人以上が家を失い、食料や水、医療品が必要だと指摘している。
世界食糧計画の当局者は「道路は寸断され、空港も駄目だ」と述べており、援助活動は思うように進んでいない。被災地の病院には患者があふれているが、医薬品不足で治療もままならない。
地元当局にとっては、被災地での略奪対策も大きな課題になっている。
タクロバンの雑貨店や現金自動預払機(ATM)が襲撃されており、軍は兵士100人を現地に派遣し、治安維持に当たっている。
台風の威力がでかかっただけに、被害も甚大。
さすがに復旧も大変じゃろうね。
あと略奪がひどいらしいんじゃけど、日本人ならまずやらないな。
ともあれ行方不明者で生存者が助かるとええのう。