分党する日本維新の会の橋下徹共同代表グループの浅田均政調会長と、結いの党の柿沢未途政調会長らは10日、国会内で合流に向けた政策協議を行い、7項目の共通政策で合意した。
維新の石原慎太郎共同代表が主張した「自主憲法制定」の文言は外し、「憲法改正による『統治機構改革』」とすることで一致した。
維新は国会会期末の22日にも党大会を開き、解党を正式に了承する方針。
橋下氏側は昨日、新たな国会議員団代表を松野頼久国会議員団幹事長が兼務することを決めた。
「橋下新党」と結いは政策合意を受け、今後は新党結成に向けた作業を加速させる。
分党決定前、維新は石原氏の意見を尊重。
結いに「憲法改正手続きを踏まえた自主憲法制定による統治機構改革」を提案していたが、石原氏の新党結成に伴い撤回した。
また、安全保障分野では「集団的自衛権の検討を含む『自衛権』行使の範囲の適正化と法整備」とする表現で決着した。
維新は、4月に「憲法解釈の適正化」で集団的自衛権の行使を容認する見解をまとめ、「容認は当然」と明記していた。
だが、結いの江田憲司代表は行使容認に慎重な姿勢を崩さず、橋下氏側が配慮して表現を弱めた。
江田氏は、昨日の記者会見でも「野党が性急に決める問題ではない」と重ねて強調した。
なんか結いの党もダメじゃのう。