群馬大病院(前橋市)は昨日、肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者8人が術後4ヶ月以内に死亡した問題を検証した結果、「すべての事例で過失があった」とする最終報告書を公表した。
また同病院は、肝臓の開腹手術後に死亡した患者1人の病気が当初予想したがんではなかったにもかかわらず、すぐに遺族に説明せず、主治医が生命保険の診断書にがんと虚偽記載していたことも明らかにした。
同病院は昨年12月、第2外科が術前に必要な検査を十分せず、死亡例の原因もよく検討せずに手術を続けたことが問題だったなどとする中間報告を公表。
その後、8人の事例を個別に検証した結果、最終報告書ではこうした問題点が「8例すべてで共通に認められた」と過失があったと結論付けた。
また、少ない人数で診療を担当し、他の医師などからの意見を受けず閉鎖的な診療体制だったなどとして病院側の管理態勢にも不備があったと指摘した。
野島美久病院長は記者会見で、「亡くなった8人のご冥福をお祈りする。ご遺族の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけし深くおわびする」と謝罪した。
同病院では平成22~26年、第2外科の同じ医師が執刀した腹腔鏡手術で8人が死亡。
開腹手術でも過去5年間に10人が死亡したことが判明している。
ヤバいのう。
どうなっとるんかねぇ?
ミスは人間じゃけえあるんじゃろうけど、医療のミスは大変じゃ。