クウェート政府は昨日、駐イラン大使を召還した。
ペルシャ湾岸のアラブ諸国の盟主的存在であるサウジアラビアが3日、イランでのサウジアラビア大使館襲撃事件を受け、イランと断交に踏み切ったことを受けた措置。
国営クウェート通信が伝えた声明は、襲撃事件が「国際法規に違反し、イランは外交官の安全を守る義務を怠った」と非難している。
サウジアラビアは2日、同国東部のイスラム教シーア派指導者ニムル師に対する死刑を執行。
シーア派の大国イランで処刑への反発が強まり、暴徒がテヘランのサウジアラビア大使館などを襲撃した。
襲撃事件をめぐっては、これまでにサウジアラビアと関係の深いバーレーンとスーダンがイランと断交。
アラブ首長国連邦(UAE)がクウェートと同様に大使召還を表明した。
背景はシーア派とスンニ派の対立じゃのう。