毎年恒例、九州のイチゴ農家たけした君のとこ行く日が近づいてまいりました。
暑い中、今日も出勤前にセイタカアワダチソウを焼いてきました。
できた灰は、サツマイモ畑の肥料になります。
それはええとして、たけした君のような専業農家にも、是非この灰を活用した農業をやってほしい。
以前、彼のイチゴがピンチになった時、いかなる肥培管理も通用せんかった。
困った彼が泣きついてきた時、私は至急灰を撒くように指示。
すると、途端に回復した。
その時は、市販の灰じゃった。
灰は、植物体から少ししかとれん。
また、植物によってビミョーに成分が違う。
セイタカアワダチソウは、良質なミネラルを含み大量にある。
たけした君には、なかなか焼いとる時間がない。
そこで今回、私が焼いたセイタカアワダチソウの灰を持ってくことにした。
その威力を見て欲しい。
灰を土地に撒いて、てきめんに効果が出るのはサツマイモと豆。
しかし、灰はアルカリじゃけえ、植物によっては枯れてしまいよる。
ペーハーの調整が必要な部分はある。
私はペーハーの調整は豆にやらせとる。
灰でえんどう豆を育てた後の場所は、網干メロンがよう育つ。
しかし網干メロンに直接大量の灰をやると、枯れる。
一般の農家も、セイタカアワダチソウの灰で一度えんどう豆を育て、その後で何か作ると、違いがハッキリわかると思う。
たけした君の陥ったミネラル不足は、一般農家の直面する問題でもある。
窒素、リン酸、カリだけ与えてミネラルはやらん現在の農業。
毎年ミネラルだけがなくなる。
植物本来の力は弱り、それを農薬でカバーする。
なんか違う気がする。
私や前やんなんか、肥料なんか買うたことない。
自然にあるもんを循環させることが、理に叶うとるんよ。
ともあれ、市販の灰にはない波動灰の効果で、どういう変化が出るかをたけした君のイチゴで見てみたい。
彼が有用と認識したら、作ることを考えるじゃろう。
前やんの意見も聞いて欲しい。
灰は農業の原点の1つじゃと思います。