ポポーに関して、いずれ年数が経ったら主幹更新をやるべきじゃろうと思います。
まだ少し先の話なんじゃけど、これをやることで木を若くて勢いのある状態に保てるんよ。
これをどんぐりでやっとるとこが、たしか川越の方にあったと思うんよね。
それでは、それを図で説明します。
まず、椎木かブナかとにかく植えます。
それが大きく育ちます。
そしたら、あら何ということでしょう、ブッタ切られて切り株に。
そこからヒコバエいう脇芽が、2ないし3本出ます。
切り株は、これまで大きな木を支えとっただけあって力は充実しております。
主幹を切り倒されたことで、必死になってヒコバエを伸ばします。
これは最初の主幹よりも倍ぐらいの勢いで伸び、以前の主幹ぐらいの大きさになったら安定します。
わりと早く、元の木が2〜3倍になって復活するいうことです。
このどんぐりを使うとるとこは、その木のもたらす葉っぱの腐葉土や木材などを目的に森林を作るいう感じなんよ。
この主幹更新なんじゃけど、樹齢が30年でやるそうです。
それより若ければヒコバエの成長が悪く、古くなると木自体の勢いが衰えてしまうんよね。
そうすると、やはり適齢期いうのがあるいうことになるんよね。
その適齢期、ポポーではだいたい14〜5年ぐらいのようです。
それぐらいになったら、ヒコバエもしくは徒長枝を選んで切らず、それを次世代の主幹として遷移更新します。
さらにその時に、それまでの主幹をなるべく取り木で活用して、単なる廃材として灰にすることのないようにしたいんよね。
ともあれ今年来年取り木をやり、そこからスタートした主幹いうことじゃけえ、その頃には大規模改造なんよ。
こうすることで樹齢に関わらず木を若く保ち、次の未来に受け継がせることができます。
主幹更新の時期は一時的に収量は落ちますが、それも将来への布石になります。
木を育てる作業は、長期のことになります。
木を育てる環境を得たことで、いろんな可能性が見えてきましたね。