スギナが生い茂る休耕田、そこを舞台に大掛かりにソラマメを植えて灰で育てました。
そのことで収穫がそれなりに大変だったわけですが、雨の前に片付けられて、とりあえずよかったです。
かなり大がかりに植え付けたことで、投入した灰も多くてさらに窒素固定しました。
他の作業で収穫が遅れましたが、タネの確保いうことでは充分でした。
遅れたことによって、雨で濡れたタネが一部発芽してロスになったこともありましたが、まあそれはそれ。
収穫に入る時に、生えた雑草を見てビックリしました。
なんと、外来種のギシギシがものすごく増えておりました。
ここは、もともとセイバンモロコシとシマスズメノヒエが優勢な土地でしたが、それをどけると一気にスギナが優先になりました。
それで昨年途中まで整備したところを草刈りでやられて、リセットになりました。
雑草は、土地の性質に合うたものが優勢になります。
雑草灰の投入でミネラルが追加され、なおかつ窒素固定によって中和されて肥えました。
その環境では、スギナよりも他に条件に合うた雑草が増えたいうことです。
ミネラルも窒素も乏しい土壌では、スギナぐらいしか生えなかったって言えるかもしれんのよ。
セイバンモロコシも地下茎のネットワークが発達しており、やはりそういう意味で乏しい栄養でもやっていけるいうことか。
シマスズメノヒエも、やはり何らかの理由でそうした乏しい栄養でやっていけるようよね。
セイバンモロコシとシマスズメノヒエをどけるとスギナだけになり、灰と窒素固定をやるとスギナよりも成長が優勢なものが育ちやすくなったいうことなんよね。
ともあれ、だいぶ状況が変わったことで、作付けできる野菜の種類の幅が大きくなったって言えるわのう。