灰は効きまっせ~っ。ハイ~灰!
しょも~な~っ。
さて、この夏は非常に暑く、ヤブガラシ茶にだいぶお世話になりました。
飲み終わった後の出がらしもさらに活用しました。
葉っぱ部分は畑の緑豆の下にほうり込んでダンゴムシの餌にし、茎の部分は乾かして燃やしました。
出がらしを生ゴミとして捨てるとゴミを増やすことになるし、燃やして灰にすれば肥料になると考えました。
白いきれいな灰がとれ、それを緑豆の畑にまくと、育ち方が変わってきました。
かなり成長して脇に倒れ込み、容積も倍ぐらいになりました。
それまでは痩せた土に根を張り、空気中の窒素を固定して頑張っとったんじゃけど、それだけでは限界があった。
灰という微量ミネラル成分を得て、それを足場に巨大化し鞘も鈴なりになった。
ヤブガラシの出がらしの後はセイタカアワダチソウのミイラを燃やして灰にしてみた。
すると若干黒い感じで真っ白じゃなく、文字通り灰色になった。
この灰も緑豆畑に入れてみた。
やはり灰は効くんじゃのう。
単一植物より複数あった方がミネラルバランスが偏らんでええね。
昔、江戸時代には灰屋いう職業があり、煮炊きや火鉢を使うた時出た灰をゴミとして引き受け、農家に肥料として売っとったんよ。
そんな商売が成り立つようなエコな時代じゃったんよね。
灰は焼き畑と同じように植物に吸収され、土壌の有機質はそのままなんよ。
荒れ地のミネラルを持ってきとるけえ、畑はダンゴムシの糞や灰で肥えるばかり。
厄介な雑草も灰を通したミネラルの補給と考えると、資源として活用できるのう。
草は引っこ抜いてアスファルトの上に置いておくと、夏の暑さで2~3日でカラカラに干からびる。
雑草駆除と肥料獲得の意味で一石二鳥じゃのう。
灰は手っ取り早い肥料になります。
燃やして使える環境があれば是非活用して下さい。
荒れ地の雑草は放っておくと枯れた後、その有機質を根城に虫や微生物が活動し、土地が肥えてさらに雑草が育ちやすくなるんよ。
抜いて持ち去ることで土地が痩せ、草も生えにくくなるんで、そういう意味でも活用しましょう。