そろそろ作付け前の土木工事じゃのう。
昨年秋から今年作付けしようと思うとった場所のセイタカアワダチソウを引っこ抜き、焼き払うてサラ地にしたんよ。
しかし、しぶとくセイタカアワダチソウの地下茎が残りよるけえ、鋤で土地を耕しながら除去して作付けできるようにせにゃいけん。
除去した地下茎は乾燥させて後日焼却し、灰として資源活用するんよ。
問題はセイタカアワダチソウが昨年地中にバラまいた毒なんよ。
この毒は他の植物の成長を抑制するんじゃけど、いつまでもあり続けることはないじゃろう。
地中にも微生物はおるし、その微生物に分解されることによってなくなっていくじゃろうね。
セイタカアワダチソウの畑じゃった土地を開墾して再生させる試み、そのデータをとり、いずれ日本からセイタカアワダチソウを根絶できるよう、人に示せるようにしたいのう。
ほっといたら日本の土地はセイタカアワダチソウの草原になる。
セイタカアワダチソウ灰の活用を広めることで、日本の生態系の回復に繋がればと思います。
実際に限られた土地で根絶に成功すれば、それはそれで見本になるし、たくさんの人の協力を募って行えば成果もあるじゃろうね。
帰化生物を根絶した例として、イギリスのヌートリアがある。
駆除されたヌートリアには気の毒じゃが、生態系の崩壊は避けたいもの。
ともあれ灰を獲得しながらセイタカアワダチソウを減らしましょう。