セイタカアワダチソウを駆除しながら耕作地を広げる中、そのしぶとさはいつもながら感心する。
地下茎だけ残しておくと、数ヶ月もすれば何事もなかったかのように復活しコンクリートの割れ目からも顔を出し、土に生えとるような感じでおる。
それはアメリカセンダングサやコセンダングサも同じ。
これら3種類だけでも除去すると、生態系が変わる言うか戻る言うか、生える植物が変わってくる。
セイタカアワダチソウに代わって蔓延るのがまず蓬よね。
どくだみやイタドリなんかがある場所はこれらが優勢になる。
ギシギシも増えるのう。
蓬なんかは和風のセイタカアワダチソウと言えるのう。
ススキなんかはセイタカアワダチソウがあっても増えるのう。
ともあれセイタカアワダチソウが優勢じゃった場所は、違う植物が増える。
セイタカアワダチソウにたかる虫はアブラムシぐらいしかないんじゃけど、他の植物が回復することでいろんな昆虫が飛んで来よる。
ともあれセイタカアワダチソウ一色だったもんはいろんな植物に変わり、セイタカアワダチソウは灰として次の実りの元になる。
作付けもかなり増えた。
生態系を回復させながらの農業、やればやっただけ成果が出る。
自然の摂理に従うことで、豊かな食を生み出す。
これからもセイタカアワダチソウの恵を活かしての農業じゃ。