シリアやイラクで勢力を拡大するイスラム過激派、イスラム国に戦闘目的で加わるために、シリアへの渡航を企てたとして、警視庁公安部は昨日刑法の私戦予備および陰謀の容疑で、休学中の北海道大生の男(26)らから任意で事情聴取するとともに、東京都内の関係先数ヶ所を家宅捜索した。
警視庁が同容疑で強制捜査するのは初めて。
捜索容疑は、シリアの反政府武装組織に戦闘員として加わることを目的に、同国への渡航を企てた疑い。
公安部によると、北大生は7日に出国し、シリアに渡航する予定だったという。
任意の聴取に対して「シリアに入ってイスラム国に加わり、戦闘員として働く目的だった」と話している。
北大生の旅券を既に差し押さえており、都内で寝泊まりしていた杉並区内の関係先も捜索した。
別の日本人の男がシリアへの渡航を呼び掛ける募集をしており、北大生が応募していたという。
2人はこの応募をきっかけに知り合ったとみられる。
警視庁公安部は、ほかに日本人の複数の男らが関与している可能性があるとみて、関係などを調べている。
刑法93条は、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その予備または陰謀をした者について、3月以上5年以下の禁錮刑を規定している。
欧米からイスラム国に参加する者がおれば、当然日本から参加する者があってもおかしくない。
世の中が面白くない人が多いんじゃのう。