ペガサス星系が来て、ゼウス系のもたらした穀物は、豊かな生活をもたらした反面、経済的な格差を生み出した。
富める者の中には怠惰になる者や、理不尽なことを財力で通すようになる者も出てきた。
また、ペガサス星系のうちゾロアスター系は、利己的な者が多くその数も多かった関係で、暗黒社会を作った面もあるんよ。
この時点で、ゾロアスター系を教化しておくべきじゃったが、それが為されんまんまパイトロンが使われた。
パイトロンは魂のコピー装置で、エル・ランティがベータ星で計画しとったものの、指導部に反対されて実現せんかった。
地球で宇宙からの移民受け入れを計画しとった人食いレプタリアンの孔子は、食用人間確保のためエル・ランティの計画に賛同した。
ゾロアスター系の暗黒社会と、怠惰なゼウス系や金星系、支離滅裂なパイトロン人と一部ブラック化したベータ人がかなり障りを増産するようになってきた。
これを解決すべく、ベータ人が責任を問われて知恵の天使ルシフェルを出すことになった。
ルシフェルには知恵があり、ベータ人の一部が持つ独創性を育てた者でもあった。
しかし、その方針においてベータ人内部の権力闘争となり、敗れて悪魔になった。
それ以降、地上はますます混乱し、潜在的に戦争による世界滅亡の危機を孕むようになった。
戦争でも、核兵器使用による世界最終戦争なんよ。
それは7回あったらしい。
直近ではゴンダアナ文明の前の世界文明なんじゃけど、2つの超大国の核ミサイルの撃ち合い。
インドと西アフリカなんよ。
モヘンジョ=ダロとタッシリが、その廃墟。
この時の放射能で目が3つの人類が生まれ、その第3の目が超能力の発揮器官になった。
インド人が額に第3の目を描くのは、核攻撃で生まれた目が3つの人たちがそこにおったことを示しとるんよ。
ペガサス星系の移住から始まった顛末が、豊かさと危険を混ぜこぜに生み出した。