ベータ人が地球に来たのは、大きく言えば新しい環境を求めたベータ人と危険生物の駆除を望んだ金星系の思惑が合致したことによるんよ。
私らベータ人の視点からは、ワイルドな環境じゃいうことで最初は新鮮さもあったんじゃけど、来てしばらくすると単なる用心棒稼業がマンネリ化し、経験値からレベルアップすることが難しくなってきた。
駆除対策は肺魚やでかいウーパールーパーからラキトム、さらには哺乳類型爬虫類、恐竜、恐鳥、巨大ザメ、有害哺乳類いう具合に時代ごとに変わったものの、それだけでは仕事として単純じゃった。
ベータ星の頃の高い文化を考えれば、教育も限定されて文明の道具も減り、パワーを持て余して乱暴狼藉するもんも出てきた。
ベータ人でも修行することがクセになっとった者と、単に文化が高いことで能力を発揮しとった者がおったいうことなんよ。
修行することがクセになっとる人らはそれなりにレベルアップしたんじゃけど、そうでない者は持ち前の強い欲望のために周囲に迷惑をかけるようになった。
心が統御できず、問題があると思われた者は、魔法力を封印され、さらにひどければ抹消された。
セシウムカルトn崎なんかは抹消された好事例よね。
心が悪になった者や狂った者にそういう力を持たすと危険じゃし、さらには周囲への害悪を増大させてしまいよるけえのう。
そういう意味ではn崎に魂の民族を教えたことは、その弊害の度合いからして黒歴史中の黒歴史じゃったと言える。
これだけのことを見せつけられれば、心の統御をして障りが消えると考えた私が甘かった。
理性のない者に、下手なことで力を持たすと狂気に走るだけじゃのう。
まあその分、死んでからの罪の精算が大変なことになるじゃろうけどね。
まあそういうことで、心の問題から魔法力を削減されたベータ人は、さらに自己の欲望にまくるようになり、凶暴性が増した。
これがベータ人でもブラック化したもんの転落経緯であり、ルシフェルが転落して以降はさらに加速した。
精神性の価値がわからず、その価値を物質面に向けてまくるようになった。
セシウムカルトn崎の自慢は、年収や塗装技術。
ことあるごとに年収をひけらかすのってサイテーじゃね?
そんなヒエラルキーの中で言うなら、n崎より年収上の人の前ではn崎は人間のクズいうことをなる。
まあ違う意味で人間のクズじゃけえ、それはそれでええけどな。
悪でも魔法を使えるベータ人は地獄の悪魔なんじゃけど、魔法力獲得した時にはルシフェルも含めて心は悪くはなかったいうことじゃのう。
地球に来て長い年月の中、ベータ人はレベルアップしたもんと能力を削減されて退化したサイテーもんとの格差は拡大した。
ブラック化したベータ人は、暴力性やエゴに特化してきており、面倒な存在になった。
ただ、私のような独創性ありのホワイトベータから見ると、行動パターンは単純に見えるんで、できる限り対策を打って被害を減らしたいとは思います。
n崎は、福島原発のことも、放射能測定すれば解決すると思う単細胞。
しかも俺たちベータ人の頭脳ときた。
御用学者の使い魔として暗躍中じゃけえ、みんなしてたたいてやりましょう。
ブラックベータ退治は、私の仕事の1つでもあると思います。