持ち家した後、別荘を持つとして現時点で一番理想的なのは、大分県の佐伯駅付近なんよ。
ここで土地建物が、かなり破格の値段で手に入れば、それは天の声じゃと思う。
ここがええ理由は、気候と交通の関係なんよ。
ここを中間補給基地として押さえれば、南九州への行き来が便利になるんよね。
南九州を目指すにあたり、中間補給基地として便利なのは九州中部。
青春１８キッパーの私にとって、鹿児島や宮崎へのアクセスは、かなり悪い。
西回りでは肥薩線や吉都線、それに東回り日豊本線では佐伯～延岡間がイマイチなんよ。
西回りでは熊本辺りも考えたんじゃけど、地震とかの関係でなんとも。
東回りでネックになるのが、佐伯～延岡間の列車運行の少なさなんよ。
本州側から行くにあたり、青春１８でたどり着く限界が佐伯駅。
ここまでなら、遅くまで電車がある。
しかし、津久見などの中間駅では意味がないんよ。
朝、佐伯～延岡間を横断するには、佐伯駅始発の電車に乗らんといけんのよ。
そういう意味で佐伯駅なんよ。
この区間は宗太郎の峠越えが必要で、以前は旧型急行車両で運行しとった。
出力のデカい急行車両なら、なんとかなった。
しかし、ムチャクチャな使い方じゃし、老朽化して廃車になった後は、それ用の電車が必要になる。
そういう経済的余裕のないＪＲ九州は、電化区間であるにもかかわらずディーゼルカーにした。
たしかに、それが既存の車両でやりくりするにはちょうどええんよ。
登り坂では思い切りエンジンふかして、下り坂はブレーキ踏み踏みでええけえのう。
それから気候も本州より暖かい。
春に大分県行ってみたんじゃけど、うちらのとこより一ヶ月ぐらい早い感じよね。
南九州ほどではないにせよ、そこそこ暖かい。
ここでカイアポを作付けしながら、中間補給基地として宿泊もする。
以前佐伯駅で野宿をした時、九州西側でたけした君と用事を済ませてちょうどよかった。
夕方たけした君に久留米で会うて、渡すもん渡して、久大本線最終の大分行きに乗る。
さらにそれから最終の佐伯行きがあって、時間的にはその日のうちに着く。
連絡の悪い地方路線にあって、ここらへんピタピタと上手く組み合わさっとるけえありがたい。
逆に、たけした君と会わずに直接そのまま佐伯駅に着いても、やはり暗くなってから。
日豊本線の連絡が悪いんよね。
佐伯駅朝一で南へ行けば、日中に宮崎や鹿児島に行けて、延岡から最終の佐伯行きに乗れるんよ。
現時点で空き家や古民家物件の安さが見られるようになったんじゃけど、もうちょっとすればさらに安いもんがたくさん出てきそうよね。
まずは持ち家と、家近くに農地の取得。
さらに余裕が出てくればの話なんよ。
それが５年後じゃったとして、その頃に佐伯駅付近にそういうもんが出てきたら、それはゲットすべきなんじゃろう。
勝手に思い描く、妄想の域なんかもしれん。
しかし、そうしたシミュレーションをしとくことで、そのこと自体にはつながらんでも、違う展開に生かせる可能性はあるんよね。
