私と小早川に続き、虚の要素を会得した人が出てきました。
新人類、乙女座移民のCちゃんなんよね。
なんかちょっと他の仲間内と、感覚が違う。
感覚的なもんが鋭いんかのう?
理論的に詰めていくもんは他の仲間内の方がええんじゃけど、そういうのスッ飛ばしていきなり難易度の高いもんをポーンとクリアしたりする。
以前も、闘気で霊弾膜を他に先んじて会得。
オルゴンMとかをさし置き、先にクリアしたんじゃけど、それはオルゴンMもゲノム損傷をバネに最近会得して意地を見せた。
今回また他に先んじて虚の要素を会得する快挙に、またまたビックリです。
虚の要素とは、平常時の脱力のこと。
アクマイザー3のザビタンの変身技で、私や小早川の虚の要素に変身させてみた。
彼女の職場は、中国人が多く消耗が激しかった。
先日、セイタカアワダチソウとキョウチクトウの賢者の石を渡したところ、胃が痛いのが痛まんようになったとか。
さらに、中国人の障りのパワーをまともに受けんように、虚の要素を使うてもろうた。
これを会得するには、ある程度過酷な環境が必要なようで、今可能性があるとすればオルゴンMや福山のKさんあたりじゃろか。
Cちゃんの行動様式は、猪突猛進。
思い切り力でぶつかる一発勝負。
こちらの力が勝れば勝つんじゃけど、そうでもなければ負ける。
北斗の拳の話も引き合いに出して説明した。
ケンシロウとラオウが最初に戦うた時、トキが割って入りケンシロウとは違う戦い方を見せた。
その時言うたのが、激流を制するのは静水。
ケンシロウもラオウも、激流同士。
それがぶつかれば、たとえ相手を倒しても、それなりにダメージも食う。
実際ケンシロウとラオウの最初の激突は、空中に舞い上がってのすさまじいことに。
しかし、トキとラオウの戦いでは、空気が乱れずそれで互角の戦いをした。
激流には逆らわず、むしろ同化する。
私の動きはまさにそうしたもん。
普段は幽霊のようにフワフワしとって、いざとなると実体化して一撃を食らわす。
力がないわけではないんじゃけど、それをいつもは放出せず、消耗もかなり抑えとる。
そうであってこそ、ダメージも受け流せるし、安定して力を発揮できる。
Cちゃんも、今の職場で打ちのめされる中、虚の要素に変身することで、相手のパワーを上手く逃すことのコツを掴んだ。
その理解が、自前の虚の要素を発現させた。
理屈ではそういうことその通りなんじゃけど、行動面で理解して会得するのは難しい。
やはり、持ち前のセンスと、必要に迫られてできたとしか言い様がない。
他のアニメでは、ドラクエのダイの大冒険のミストバーンの動きがこれに当たるかな。
あのオヤジも、普段はフワフワしとって、そのくせ戦う時にはすげえパワーを発揮する。
ともあれ、Cちゃんの久々の快挙、すごいもんです。