古木の精に関してのことは、以前に書きました。
そんで、何体か味方になってもらいました。
植物にも魂はあり、人間のような姿形なんよね。
基本的には動けないんじゃけど、そこに生えておりながら周りを見ていろいろ考えてはおります。
それが古木の大木ともなると、ほぼ人間の年寄りのような意識になっており、切り倒したりすると祟ったりしよるんよね。
例えば、神社とかに植わっとるイチョウの木とか、それ以外にもデカい御神木なんかは、長いヒゲを生やした老人のような感じで、周りの人間模様を見とるんよ。
こうした精霊が一生を終えてあの世に帰り、それはそれでそういう魂同士が集まるとこにおる。
そのうち5体ぐらいに応援を頼み、味方になってもらい備えとった。
圧倒的にイチョウの木が多いんじゃけど、セコイアの大木もおります。
次に彼らが動く時は、関東の仲間内を呼ぶにあたり競売物件を押さえる時とか、ネットでカイアポ売り出す時かのう。
私らが手に入れた土地もかなり広く、道が狭いけえ半額以下。
隣にある大通りに面する家が、建て替えで道幅を広げざるを得んようになると、評価額が倍以上にハネ上がる。
活動規模が大きくなって移転する時に、売り払う場合にそんなことになっとれば、増えた分丸儲けなんよ。
昔建てられた家は、道をそのままに建てられとるんじゃけど、今のは建築基準法により、道路とかも区画整理し直すんよ。
ともあれ、古木たちはええもんを引っ張ってきてくれた。
ありがたいのう。
私らの今後の活動次第では、彼らの仕事も大きな功績になるんよね。
彼らに感謝しつつ、さらに立て込んだ案件を片付けていきましょうか。