六崎太朗の0ヘルツ波動

波動強化人間としての波動パワーを駆使したあれこれ、健康や農業などいろいろ応用可能です。

正義も負ける、幼い頃に知った現実。それゆえに悪との戦いは、徹底したシゴウをいう思考になった。

虐待がひどかった幼少期、テレビのアニメや特撮では必ず正義のヒーローが勝ついうハッピーエンド。

 

それに自分を重ね合わせて、何とか両親を倒して平和な世界を獲得したいいう願望を膨らませとった。

 

デビルマンに変身してビームで焼いてやろうにも変身できず、バビル二世になりきって家に戻っても超能力は使えず、ボコボコにシゴウされる。

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なんとも情けない有様に、私は打ちのめされた。

 

そうした中、小学校1年か2年ぐらいで初の大河ドラマを見た。

 

それが『風と雲と虹と』であり、その衝撃的な最後は私を大きく落胆させた。

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この大河ドラマ平将門を主人公にしており、番組の途中で先祖が関わっておったことも知った。

 

なんとうちの先祖が、将門と戦うた平良兼じゃったんよね。

 

毎回繰り広げられる展開では、将門ってええ人じゃいう印象じゃった。

 

ドラマで将門は小次郎って呼ばれとったけえ、私は小次郎さんて呼んどった。

 

小次郎さんええ人じゃ、小次郎さんカッコええ、小次郎さん強え、そんな感じで小次郎さん今日も頑張ってくれって思うとった。

 

それにひきかえ、周りは悪いやつばかりでみんな卑怯で姑息なことばかり。

 

そいつらを将門がやっつけるのが、痛快でたまらんかった。

 

しかし、シゴウされとる悪いやつらの一画にうちの先祖がおるけえ、小次郎さんごめんよって思いながら複雑な気持ちになった。

 

子供の目線からも悪いやつらはなんとなくわかり、卑怯者の貞盛と最後の戦いで頭を射抜かれて死ぬ場面は愕然とした。

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せっかくここまで頑張ってきたのにいう思いがこみ上げてきて、こんな強くてええ人がやられるとはいう何とも言えん理不尽さを感じた。

 

同じぐらいの頃、特撮ヒーローでアクマイザー3が大魔王ガルバーとゲベルにより負けた挙句、魂をカプセルに封印されてしまいよるラストも、あっという間じゃったけえショッキングじゃった。

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その後小学5年になってやはり大河ドラマ草燃える』を見た時に、正義のはずの源氏が平家に勝った後にヒーローとも言える義経をあんなひどい追い込み方をして殺したのには衝撃を受けた。

 

その頼朝の子孫も、醜い争いによって結果絶えてしまいよるのは、あまりにも暗い幕切れ。

 

悪いやつほどええ感じで勝ついうそのドラマは、絶望的な気持ちになったんよね。

 

実家には義経牛若丸と弁慶の描かれたタンスがあり、ガキの頃はそれを見て育ったけえ、義経は長らくヒーローじゃった。

 

しかし義経のその戦い方は、ルールを無視した卑怯なもんじゃいうのを知ると、それもまたひどい話じゃと思うた。

 

両親に脅かされながら育ったんで、ハナから両親なんぞ信用しとらんかった。

 

当然両親も悪と思い、助けてくれる正義の味方なんぞおらん。

 

正義のヒーローじゃった将門やアクマイザー3があんな結末になったことは、いかに正義でも場合によっては負けることを思い知らされた。

 

悪いやつは、それなりに強いやつが多い。

 

ずる賢く卑怯なこともしよるけえ、両親のシゴウを念頭にどうすればええのかを徹底的に考えた。

 

悪いやつより強く、悪いやつの考える上を行って先回りし、シゴウすることをせにゃいけん。

 

単独ではそうなんじゃけど、複数の相手がおる場合にはその悪のネットワークを分断せん限り難しいケースもある。

 

仲間内の前やんに謀略の話をする時に、亡くなった父方祖父母と父の3人が健在のあの環境に戻ったとして、未だに撃ち破る方法がわからんて言うた。

 

それを聞いた前やんもビックリしてはおったんじゃけど、策だけでは勝てない世界があることも事実。

 

そういう意味で、私の実家は難易度が高過ぎた。

 

ただ、攻略可能の悪人なら積極的に攻略すべきじゃし、相手が何を想おうとも徹底してシゴウして苦しめてやればええいうのが到達した結論なんよ。

 

怨まれようが憎まれようが関係ない。

 

改心せんその悪人のその思い自体が間違いなんじゃけえ、身動きできんようにしてから苦しみの無限ループじゃ。

 

逆恨みで来世報復されることにはなるんじゃけど、さらにその上を行ってシゴウしてやりゃあええんじゃ。

 

どこかで、改心する可能性もあるじゃろう。

 

罪が軽くて生まれ変われるやつはそれでよく、生まれ変わないやつはそれこそおさらばできるってなもんじゃ。

 

悪人に苦しめられとるとして、それは永遠ではない。

 

それを信じて策を考え、手を打ち続けることが大事なんよ。

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