アスペルガーノートまで作って挑んだ今年のYさんのアスペルガーリハビリ、見事に失敗に終わりました。
他のアスペルガーの人の逆バージョンをも駆使していろいろ知恵を搾ったものの、全く役に立たんかった。
サツマイモによるアスペルガーリハビリ、今回何がネックになったかいうと土地なんよ。
充分な土地が確保できん状態でスタートして、それでそれ以外のことをクルクルやっとったいうこと。
土地もないのに、苗を育て基本をおさらいして、結局狭い自宅の庭だけの作付け。
昨年終わり頃にアスペルガーノートを作り、そこから2月まで土地をどうするかで考えて動けず、たまりかねて空き地を紹介した。
結局そこにどうやって手をつけてええか考えとるうちに、何も手がつけられんまま今に至る。
さらに自宅の周りの通路にプランターを置いてやるように指示しといたもんも、その通路に草の生育防止用のビニールシートが設置されて悩んどるうちに、何もできんかったんよ。
さすがに、プランターだけはやると思うとった。
その上にプランターやっといて、何か言われたらどければええだけってことなんじゃけど、それすらわからん。
判断に迷う時には前やんに聞くように言うとったもんも何の相談もないけえ、こちらは順調と思うとった。
さすがはYさんクオリティ、アスペルガーいう魔物の力を甘く見るべきではなかった。
そんとなことでつまずくか?いうことでつまずきよるけえ、一般人の感覚で考えん方がええ。
こんなのをつきっきりで指導しとった頃の私がいかに消耗したか、今になって改めてゾッとする。
アスペルガーの人相手に尽力した人が、カサンドラ症候群になるいうのがようわかる。
一生懸命言うたりやったりしたことが、ものの見事にブラックホールのように消えていく。
その虚しさと無力感は、知らん人が受けたら心を病むんよね。
そんならこうすればええじゃないかとか言うてくれたカカシさん、その好意はほんまありがたいとは思うんじゃけど、甘かとですバイ!!!
アスペルガーいう魔物を、軽く考えたらダメですバイ。
仕事全体のうち、どこがどう抜けるかはわからんものの、その抜けが致命的なことになるとです。
ばってん、指示した受け答えはわりとマトモだけん、それに惑わされるとです。
アスペルガーとの付き合い方は、適度な距離を保ちつつ遠隔操作で軽くつつく感じでやるのが最も損失が少ないんよ。
Yさんなんかも世間的に見たらもう終わっとる人なんじゃけど、このバカええ加減にせえって言うことは簡単でも、相手に悪意はないし言うてもムダじゃけえ、治すこと前提で実験台にするしかない。
今年見えた抜けが土地の問題であり、今年のアドバイスで通用せんかった部分をどうするのかが来年に向けての課題になるんよ。
今年も一年ムダにしたYさん、ハタ目には限りなく生産性のないように見えるんじゃけど、それを治すべくデータを取りながら研究しとる私には、大きな学びなんよ。